〖鈴木が和解後の交渉で平林弁護士と青田光市を代理人に指名したが、和解書を白紙撤回した後、この2人を代理人に指名したことが事態を悪化させた。考えてみればこれも鈴木の作戦だった様だ。和解協議の中で鈴木は大きな失敗をした。西が破棄したはずの合意書をA氏に見せられ驚いたことと、株取扱での利益金を認め、60億円を前提として和解書を締結した事だった。実際の利益金は470億円だったが、これは西が利益総額を知りながら協議の場で明かさなかったが、60億円を前提にした和解書であると釘を刺した。鈴木の質の悪いところは自分が一度懐に入れた金は約束を反故にしてでも1銭も払いたくないという強欲な所だった。和解協議で配当金として合計70億円を支払う約束も無かったこととする為に平林と青田を使って交渉を攪乱させたのだった。いくら鈴木が厚顔であってもA氏と直接会って和解書の白紙撤回はできなかったのだろう。そして鈴木は消息を不明にしたのだ。これも極悪人鈴木の常套手段で、A氏が提訴するまでの間、音信不通にした。これ等の経緯は訴状に書かれているはずだと思うが、品田裁判長は検証もせず判決には一つとして反映させなかった〗
〖西が香港で殺人未遂事件に巻き込まれたことについて、和解後の交渉で代理人に就いた青田が「香港の知人に調べさせたら、そのような事件はなかった」とか、「西は香港に行っていないことは調べがついている」と紀井氏に言っていたが、青田という人間がその場しのぎで都合のいい嘘を言う人間であることが良く分かる。青田の話には真実が無く、嘘がバレたら「俺はA氏と鈴木の問題には関係ない」と言って無言になった。平成18年10月16日の和解協議の件でも「A氏の会社の下で待っていた」というが、鈴木には同行をしていないし同席もしなかった。ビルのエレベータが止められ鈴木が監禁状態に置かれたとも言ったが、入口付近は狭くどこにも待つ所はないし、その間に社員が何人も出入りしていた。エレベータを止めることもできないという証明書も設置会社から提出されていた。青田のいい加減さが証明された内容だ〗(関係者より)
〖裁判では勇猛果敢に挑んでいた長谷川であったが、裁判に勝訴したにも拘らず、懲戒請求を受ける事を察知するや、自ら弁護士を辞職した。この長谷川の唐突な廃業に対しては、当然、批判が殺到している。前代未聞の偽証工作を行って鈴木を弁護した長谷川は、日本の裁判に対する信頼や信用を地に落とし、社会正義の実現を使命とする全国の弁護士達の顔に泥を塗ったのだ。それも問題を解決して辞職するならまだしも、問題から逃げる為である事は間違いない。非難が巻き起こるのは当然だ〗
〖鈴木側の主張で「プロの金融屋」という言葉が度々出てくるが、高利貸しの事を言っているのだろうか。世の中に金融業の免許を持っていても実際に金融業を営んでいない人は沢山いる。逆に免許を持たないで金貸しを専門にしている人も沢山いる。いわゆる「ヤミ金融屋」の事だ。鈴木が取引していた中では、アイチとノモスの佐藤が代表的な「プロの金融屋」だろう。これ等の金融屋は反社会的組織とは紙一重だろうと思う。鈴木はこれらの金融屋からの取り立てからは逃れることが出来なかっただろう。A氏の様に、支払期限を延期してくれたり、金利を安くはしてくれない。法定金利ギリギリで設定されていておそらく裏金利もあった事だろう。鈴木は、そういう「プロの金融屋」から解放される為にA氏に肩代わり融資をしてもらったと思う。A氏と会っていなかったら鈴木は簀巻きにされて東京湾に浮かんでいただろう。鈴木はそれを忘れてはいけない。自分が今あるのは誰のお陰なのかをよく考えろ〗(関係者より)
〖鈴木は西と出会った当初は、西を会長と呼んで持て囃し、お互いに息が合う良好な関係にあったかの様に見せかけたが、西に近づいた事自体が、初めから西を利用することしかなかった事が考えられる。一般的にどんな人間でも大なり小なり打算的な考えを持っていると思われるが、鈴木にとってはそれが全てであったはずだ。鈴木の和解協議での西に対する態度が豹変していた事が、全てを物語っている。和解協議を録音した西のテープは何人もの関係者が聞いているが、その中で鈴木は西に「お前はこの場で死ねるのか」と言っている。西も悪党だが、最後に利益を独り占めした鈴木の方がはるかに悪党である〗
〖刑事事件ではよく「国選弁護人」という言葉を聞くが、明らかに犯人だと分かっている人間に弁護士は弁護を引き受けたがらず、事件が報道されたらなおさらで、そのために裁判所が設けた制度だ。長谷川元弁護士は、何故ここまで鈴木の悪事を庇ったのか。必要以上に鈴木を擁護することで自分の履歴に傷がつき、子孫の代までも悪徳弁護士のレッテルを貼られることを覚悟していたとでもいうのか。他の弁護士では絶対に勝てない裁判で勝訴することが長谷川にとっては自尊心がくすぐられるとでもいうのか。ネット情報誌で裁判での偽証が明らかにされ、さらに懲戒請求されると不安になり、弁護士を辞職したが、それで長谷川の犯罪疑惑隠ぺいが帳消しになるはずがない。鈴木の悪行を全て知っているのは長谷川元弁護士だろう。いい加減に自分の罪を認め再審を希望すれば、評価は180度変わる。長谷川は関係者が自宅を訪ねた時に再審をするように勧めたはずだ〗(関係者より)
〖鈴木は強欲な上に血も涙も無い酷薄な人間だ。西が代表を務める東京オークションハウスの第三者割当増資を鈴木に協力を仰いだ際に、仲間であるはずの西の頼みでも、自分が主導権を握って株取引の利益を隠匿していながら、アイビーダイワ株取引で手を組んだ西田晴夫の側近の白鳥女史に2億円を出させて、鈴木は出そうとしなかった。一体誰のお陰で株取引の利益が得られたのか。全てはA氏と西の尽力の賜物ではないか。鈴木と西はA氏の知らないところで好き勝手なことばかりやっていた〗(関係者より)
〖西は、鈴木に終始利用されたが、自分ではA氏からこれ以上支援を受ける材料が無くなっていたのではないだろうか。それまでに莫大な金額を支援して貰っていたが全ての事業が不調のままだ。と言うより息子(内河陽一郎)と一緒にカジノや投資を好き放題にやっていた。それに鈴木と違って女性に甘くて、すぐに惚れてしまう性格だった様だ。金があっていい格好するのはいいが、金が無くていい格好する性格ではいくら金があっても足りなくなる。おそらくA氏から借りた資金の半分以上は遊興費だったのではないかと思う。鈴木と会っていなかったら自殺する時期がもっと早かったのではないだろうかとさえ思う〗
〖A氏が起こした訴訟が単なる貸金返還請求事件でないことは、鈴木の悪性については、利岡襲撃事件や、鈴木が関与した事件の報道記事が証拠として提出されたことで明らかだったが、裁判官は因果関係をA氏側に執拗に尋ねた。裁判官は恐れをなしたのか。民事事件に刑事事件を持ち込んでいるのは相応しくないとでも考えたのか。しかし、A氏側の代理人がお粗末だったのか、戦術を誤ったのか、鈴木がどれほど悪事に手を染めて来た悪党であるか、金を返したくないために暴行事件まで引き起こす人間なんだという心証を裁判官に持たせないまま、逆にA氏側に不信感を抱かせる結果を招いたのではないか。A氏側の代理人には事件の本質が分かっておらず、と言うより鈴木の悪事を暴かなければ、裁判する意味はないくらいの気概が無かったと言えるのではないか〗(以下次号)