〖鈴木と長谷川弁護士はA氏側の証拠の多さに驚いたと思う。そして和解書を無効にするために在りもしない強迫や心裡留保を主張して、印象操作に逃げるしかなかったのだろう。しかし法廷での主張が二転三転するなど矛盾が目立ち、危険を感じて揚げ句の苦肉の策で「質問と回答書」(乙59号証)を捏造したと思うが、これはあまりにも酷すぎる。長谷川と鈴木の質問回答形式でのやり取りはほぼ全てが虚偽で、よくも恥ずかしげもなく提出できたものだ。しかも、その嘘もA氏に対する誹謗中傷に拘り、認められるはずもなかった。これに対しA氏の代理人が一切反論しなかったのが余りに不可解だが、苦し紛れに鈴木に都合よく作られた作文でしかないことは誰が見ても明白であるから、裁判官が見抜けない筈がない。しかし、品田裁判長は和解書を無効にする際に鈴木側の主張を採用して強迫を認めた。A氏から平成14年3月頃に呼び出されたというが、A氏からの話が全くないことに何も疑問を持たない裁判官は異常過ぎる。これほど主張や証拠に対する検証を怠った裁判は見たこともなく、疑惑だらけの裁判である〗
〖A氏が西、鈴木と話し合いをした和解協議やFRの天野氏と面談した時の会話内容を録音したテープが数本の残っていて、西が持っていた和解協議の全容を録音したテープは多くの関係者が聞いている。法廷に全てが証拠として提出されたとは聞いていないが、もし、今回の裁判で全てが提出されていないのなら「新しい証拠が判明した」として今後の再審申立ての有効な理由になると思う。兎に角、鈴木と弁護士の悪事を糾弾し、品田裁判長の誤判の責任を明らかにしなければならない〗(関係者より)
〖鈴木と長谷川は同じ穴のムジナであり、価値観が一緒なのだと思う。鈴木のような卑劣な悪人の弁護を引き受けるのは巨額な報酬という魅力もあるだろうが、長谷川にもともと備わっていた悪徳弁護士としての素質や人間性が大きく影響しているはずだ。それでなければ、鈴木のような犯罪疑惑にまみれた人間の弁護を引き受けるはずがない。親和銀行事件や山内興産の裁判の時も長谷川は弁護をしているが、その時もかなり悪質な戦術を企てたはずである。そうでなければ、親和銀行事件では懲役3年、執行猶予4年という軽すぎる量刑を勝ち取る事は出来なかった。この連中の神経は正常ではない〗
〖判決文を読んでいると、A氏側が途中で訴因を変更した時に原告代理人中本弁護士に書類提出漏れがあったように書かれている部分があったが、事件の要所に関係のない事項であり、判決に影響があるとは思えない部分だ。何よりこの訴因変更部分は和解書で約束された合計70億円(西の分も含む)を請求しているのは勿論の事、和解書と合意書の有効性を改めて訴える根拠を示したものである。裁判の中で最も重要な部分での原告の主張にも拘らず、品田裁判長は合意書を無効としている事を前提にして和解書無効の判断を示し、検証もしなかった。これは、被告を勝訴させるために品田裁判長の意向が透けて見える重大な誤判だ〗
〖和解協議の場においては、鈴木が香港の事件や株取引に関して西とバトルを繰り広げ一時的に紛糾したが、最終的には「和解書」を交わす事で落ち着いた。鈴木も合意書に違反した事を認めて和解書に署名指印するが、その際A氏が「内容に問題があれば文言を変更しますよ」と確認を求めたが、鈴木も「大丈夫です、問題ありません」とお互いに納得した上での契約である。どこにも強迫や心裡留保に当たる事など入る余地は無い。鈴木はどこまでも往生際が悪く、約束した金を払いたくないために平林や長谷川に知恵を絞らせたのだろうが、鈴木の希望に沿おうとする平林も長谷川も弁護士とは言えず、根性が腐った人間だ〗
〖鈴木の演技やパフォーマンス、周到な計画は詐欺師そのものだ。ここぞという時には土下座までして涙を流して、熱弁を振るって相手を信用させ、自分が出向かない時でも安心させるために電話で礼を伝える。あくどさが際立つ周到さである。しかし不思議に思うのは、土下座して涙まで流せる人間ならば、多少なりとも恩を感じない筈がないと思うが、鈴木の場合は全く当て嵌まらない。どういう神経をしているのか全く理解出来ない。鈴木には人間の血は流れていないのだろうかとさえ思ってしまう〗
〖この裁判で最も不審に思うのは品田裁判長が紀井氏の証言と陳述書を「一連の株売買を知る立場にない人間」という扱い方をして軽視した事だ。紀井氏の証言と陳述書によると、平成18年10月の時点で鈴木は約470億円の利益金を隠匿していたのだ。まして鈴木の指示で株の売りを全て任されていた人間にしか解らない内容であることは誰が見ても明らかだった。品田裁判長は紀井氏の証言を軽視するという中途半端な事をするなら、紀井氏を偽証罪で訴えるべきだった。それもしないで、ただ非除したのは見苦しい。この中途半端な認定が鈴木を勝訴させた大きな原因の一つだと思う〗
〖西は鈴木を甘く見過ぎて、鈴木に資金の管理を任せた事が最大の間違いだった。親和銀行事件で鈴木に纏わる裏の顔が西には垣間見えたはずだ。親和銀行事件に少なからず関与していた西も東京地検から呼び出しを受け、「その時、5、6本のビデオの録画テープを見せられ愕然とした気持ちを、私は今でも忘れる事はできない」とレポートに書き残している。詳しい内容は分からないが、西に対する鈴木の裏切り行為があった事は簡単に想像がつく。鈴木に資金の管理を任せた事によりイニシアチブを握られ鈴木の操り人形と化しA氏を裏切り続けることになった西は、自身も自殺するまでに追い詰められた〗
〖合意書を認めなかった裁判官の判断には大いに疑問が残る。「経過報告や協議はほとんど行われていない」等として品田裁判長は合意書の有効性を認めなかったが、合意書の内容に「乙と丙は本株取扱いに於いて全てを甲に報告するものとし、もし報告の義務を怠ったり虚偽の報告など不正の行為をした時には第2項の権利を喪失する」と書かれている。経過報告や協議をしなかったのは、乙と丙つまり鈴木と西に原因があって、裁判長は合意書に違反した鈴木を裁くべきだったのであって、合意書そのものをしっかり検証するべきだった〗(以下次号)