読者投稿 鈴木義彦編(252)

〖三人で交わした「合意書」を破棄させるために鈴木は10億円を報酬として西に払っている。鈴木にとって「合意書」を残しておくと利益の独り占めが出来なくなる可能性が高かった。さらに今回のように裁判になった場合、決定的な証拠になるという危機感があったとも考えられる。裁判で品田裁判長は「合意書」の有効性を認めなかったが、それこそが今回の裁判で不正が疑われている大きな要因の一つになっていると思う〗

〖品田裁判長が今回の裁判を担当したばっかりに、勝っていたはずの判決が真逆の結果になってしまった。一審の裁判では、合議とは名ばかりで裁判長である品田裁判長の判断次第で全てが決まったようなものではなかったか。公明正大な判断が出来ない品田にそれだけの権限を与えてはいけなかった。品田は原告側の証言や証拠は全て排除し、正確な事実認定をしなかった。更に被告側の虚言(ウソだらけの主張)をそのまま採用した不当判決を下すという、裁判長には到底相応しく無い人間だ。こんな人間が法服を纏い法壇に座る事は許されない〗

〖鈴木の悪質極まりない人格はいったい何時頃から形成されたのだろうか。「3歳までに人格は形成される」と言われているが、果たして本当にそうなのだろうかと、鈴木の悪行を知ればしるほど疑問に思う。大人になる段階、あるいは成人してからの周りとの関わりが大きく影響しているのではないだろうか。A氏に出会う前から同様の手口で人を欺き、助けてもらいながらも裏切るという繰り返しの人生だったと思われるが、人の恩情まで利用し、用意周到に立ち回り、恩を仇で返して逃げるという人の道に外れる生き方を自分で軌道修正できなかった鈴木は、もはや救いようがない〗

〖平成11年9月30日の確認書について、鈴木は当日、西に15億円の現金を借金の返済金として持たせてA氏を訪問させて渡したと主張し、その証拠に13枚の約束手形を回収し、「債務完済の確認書を書いてもらった」と言い、その他の借用書や念書は回収漏れと主張した。A氏の鈴木への貸付金返還請求額は、手形分で約17億円、借用書で3億8000万円、ピンクダイヤほか委託販売と称して持ち出した商品代金分が7億4000万円、合計28億1600万円だった。15億円で完済となる筈がなかったが、鈴木は15億円で完済したと主張した。しかし、この主張は全部嘘とでっち上げで、鈴木が回収したとする約束手形13枚はFRの決算の時会計監査の為に一時的に返して貰ったもので、確認書は西が手形の額面総額の借用書と確認書が便宜上のものであることを記した書面をA氏に差し入れることでようやく書いてもらったものだった。また、鈴木は「西に代理権を与えたことはない」とも言うが、会社の重大な事を頼んでおいてよく言えたものだ。この様に、鈴木は自分勝手な主張を繰り返し、嘘の主張を繰り返した。極端に言えば貸付金の不整合はもとより裁判官はこの時点で、鈴木が平気で嘘ばかりをつく悪党だという事を見抜くべきだ。そうすればその後の審議も正当な判決が下されただろう。品田裁判官の責任は重大で、謝罪どころで済まされるものではない。ここまでひどい誤判は裏取引があったとしか考えられない〗

〖西は「遺書」の中で志村化工株価操縦事件を振り返り、「ここまで鈴木のペースにはまるとは私は大バカものだ」と自分自身に憤慨していたが、西に限らず他の誰もが同じ様な末路を辿っていたかもしれない。お互いの信頼関係と契約条件を「合意書」で確認した上で一緒に仕事をやる訳だから、鈴木が最初からこれほどまでの卑劣な裏切り者だということが分かっていれば、誰も一緒に仕事をする訳がない。それだけ鈴木はA氏や西の予想を越えた史上最悪の詐欺師だ〗

〖人は誰しも多かれ少なかれ嘘を付いたことがあると思う。嘘も方便、相手の為に付く嘘など、嘘にも色々あるが、自分の強欲の為に相手を苦しめ貶める嘘は絶対に許されない。A氏のように誠実に鈴木と向き合い、真面目に裁判に取り組んできたのに、鈴木の嘘と騙しと悪質な策略によって失ったものはあまりに大きく、正当な裁きをしてくれるはずの裁判官にさえも裏切られてしまった。世の中にこんな理不尽があってよいのか。この現実はもっともっと世の中に知らしめ、民意で裁判所という巨大な組織を動かさなければ、今後も鈴木のような人間が罪を逃れるという過ちが何度も繰り返されるだろう。あまりにもひどい前例を再審で正当な判決に戻さなければ、今後、日本の法曹界に大きな悪影響を及ぼすことは間違いないが、それで済まされることではない〗

〖西も恩を仇で返す人道に外れた人間だったが、鈴木にとっては利用価値があったのは間違いない。西が知り合った頃の鈴木は、上場会社FRの社長でありながら虚勢を張る余裕もなく、資金難で窮地に追い込まれていた。西も自分の事業が思わしくなく、A氏から多額の資金援助を受けながら表向きは体裁を保っていたのではないか。鈴木は親和銀行からも不正融資を受け警察からマークされていた。鈴木はFRの上場廃止を何としても避けようとして約束手形を乱発して無茶苦茶な資金繰りをしている事を西に話したのだろう。西はそれまでの経緯があって自分の資金難をA氏には話すことが出来なかったが、鈴木が自分の都合で他人を利用するだけの人間だと分かっていたはずだが、鈴木をA氏に紹介して少しは自分に回してもらおうと考えた西の無責任さの表れと思う〗

〖西は志村化工株価操縦容疑で東京地検に逮捕されたが、鈴木に全てを騙され、踏んだり蹴ったりだ。追い込まれた西にとっては、三者合意による株取引の利益金の受取を成就させるしか残された道はない。志村化工株の件では鈴木にも捜査の手が伸びていたので、鈴木は西に土下座してまで自分の事を喋らないように頼み込んでいた。ここでも西は全責任を持って利益の分配金を支払うという鈴木の約束を信じて鈴木を庇っているが、当時は鈴木の親和銀行事件での仲間を裏切るやり方等には気づいていなかったから鈴木が約束を簡単に破るとは考えなかったはずだと思う

〖この事件はそもそも一審でA氏が負ける筈はなかったが、「有り得ない事」「前例がない」という裁判官の思い込みが影響していたとも思う。貸金や利益分配金にしても、A氏の鈴木に対する恩情のかけ方にしても、一般人には想像を超える部分が多く、そこに鈴木側の主張する強迫、心裡留保、A氏に対する誹謗中傷が合わさり裁判官のイメージが作られていったのだろう。そして二審でも裁判官は一審判決を支持した。野山裁判長には一審判決を破棄して巨額の支払い命令を被告に下す勇気がなかった事と、問題を複雑化しないような無難な判断をしてしまったに違いない。これでは誰も納得がいく筈はなく、再審を求める声が世界中に広がっているのは当然だ〗(以下次号)

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