〖この裁判は、被害者があくまでもA氏である事を忘れている。簡単に言ってしまえば、資金繰りに困り窮地に陥っていた鈴木をA氏が助けた。そしてその返済のあてがない鈴木の為に利益を生むきっかけまで用意してあげた。しかし鈴木はそんなA氏との約束を破り裏切り騙し続け、利益を横領したまま逃亡した。大筋で言えばこういうことになる。仮に鈴木をBとして、子供達に「AとBではどちらが悪い人でしょうか」と質問したら、全員がBと答えるだろう。当たり前の事だ。しかし裁判ではAが悪い人になってしまった現実を子供達にどう説明するのか。日本は人を騙して約束を破り、大金を手にしたのに借りたお金を返さないで逃げ回っても良い国と言えるのか〗
〖2002年2月、西が志村化工の株価操作容疑で逮捕。同じころ鈴木がJOFを組成。2002年6月にA氏が西の懇願により鈴木の債務額約40億円を25億円に減額。同年6月27日、鈴木が15億円、西が10億円の借用書を作成(確定日付印有り)。そして半年後の12月24日、鈴木が10億円を持参。以上が2002年の主な出来事だった。この間にA氏と鈴木は少なくとも2回は会っているが、株式取扱の詳細について報告は一切されていない。ただし、西が鈴木の債務減額を願うときに「今後、株の利益が大きくなるので」と言っていた。この間も鈴木は、素知らぬ顔をして宝林株の利益金を流用して莫大な資金を増やしていた時期だ。その隠匿利益金は約300億円を優に超える時期だろう。鈴木は面の顔の厚い許せない奴だ。他人の物と自分の物の見分けもつかないほど欲に溺れた悪党だ〗
〖裁判官に求められる資質を見ると、法律知識や見識、事件処理能力などは勿論、勤勉さや誠実さ、高い倫理観などが求められ、国民に信頼されるためには判断内容が正しい事は当然ですが、判断する裁判官の廉潔性(私欲が無く、心や行いが正しいこと)、公平中立性、寛容さなどが認められなければならないとある。必ずしも全て完璧な裁判官はいないのは仕方ないとしても、品田裁判官に至っては法律知識、事務処理能力、勤勉さはあるのかもしれないが、その他の資質は持ち合わせていないとしか考えようがない。そして今回の鈴木事件を見ると、裁判所自体が国民に信頼される裁判官を求めていないようにも思う。国民には是非、この事件をきっかけに汚れた日本の司法の現実を知ってもらいたい〗
〖鈴木は和解協議後、A氏に2回の手紙を送ってきているが、その中には「脅迫されて監禁されそうになったので和解書を書いた」とは一言も書いていない。ただ、西と紀井が裏切ったので支払方法を考え直して欲しい、と書いてきている。そして、「後の事は、平林弁護士と知人の青田を代理人に指定するので話し合ってください」とも書いてきている。その後代理人との話は決裂したのでA氏が提訴することになったわけだが、法廷で裁判官が和解書を「心裡留保」で無効にしたのが意味が解らないどころか不可解過ぎる。全然筋が通らない支離滅裂とした話だ〗
〖鈴木が西に「利益を2人で折半しよう」と持ち掛けたのは、西がA氏からは絶対的な信頼を得てはいたが、西に隙があったという事なのだろう。鈴木は西の性格も見抜き、馬の鼻先に人参をぶら下げるような話をしたと思う。散々A氏からお世話になっておきながら、それに乗ってしまった西にも呆れるが、いかにも手を組んだように西には思わせ、結局は西を利用し尽くした鈴木の企みはあまりに悪質である〗
〖裁判官は紀井氏の証言に対し「そもそも、紀井は被告の指示に基づいて株式を売り、売買代金を保管するという立場に過ぎず、株取扱に必要な資金を誰から取得し、どのようなスキームでこれを運用し、株取扱により得た利益を誰にどのような分配すべきかといった株取扱による利殖活動の全体像を把握できる立場になかった」と鈴木の主張に同調して、紀井氏の存在を侮辱に近い表現で軽視して証言や陳述書に見向きもせず退けている。品田裁判長はもう一度この判決文をよく読むべきだ。物事を知らないにも程がある。この発言だけでも弾劾裁判、再審申立ての理由になるのではないか。ある意味、証人の立場を侮辱しているし証言の意味を全く理解していない。紀井氏は自分の担当していた範囲の事しか述べていない。誰が金主で誰に配当するかは紀井氏には関係のない事で、紀井氏の担当していた部分そのものが鈴木の裏切りと騙しを証明しているのだ。裁判官が中途半端な知識を力説するのはとても恥ずかしい事で、自分の無知をひけらかしているようなものだ。紀井氏はごく自然に自分の担当していた業務内容を証言しただけだ。品田さん、貴殿は何を考えて裁判の指揮を執っているのか〗
〖鈴木は横領した莫大な利益金を、オフショアに数多くのペーパーカンパニーを所有して隠匿し、用済みになると潰して証拠の隠滅を謀り、数社を残してコンサルタント業を営んでいるかのように装っているらしい。鈴木はありとあらゆる手法で法の網をかいくぐり、一筋縄ではいかない相手だ。捜査機関は威信にかけ国をあげて徹底的に調べあげ、巧妙で悪質な手段で多くの法的な処罰を免れてきた人間を罰せなければならない〗
〖「質問と回答書」(乙59号証)という陳述書は西という人間が実在していれば成り立たない文章だろう。西が鈴木をA氏に紹介していながら鈴木と共謀してA氏を騙し、裏切っていた人間である事、鈴木に精神的に追い詰められて自殺してしまった事で、今は、何の発言も出来ない故人である事を利用した悪質で卑怯な捏造だらけの文章なのだ。これは死者を冒涜する行為だ。長谷川はここまでして鈴木を庇う理由がどこにあったのか。裁判に勝つためには何をやってもいいのか、それが弁護士の使命なのか。人間として許せない仕業だ〗
〖鈴木の嘘は病的とも言えるが、「質問と回答書」(乙59号証)のようにはっきりと書かれていると、その嘘の悪質さが際立ち気持ちが悪い。「鈴木さんが支払った金15億円は殆どが金主元の弘道会(山口組)関係に流れている」と西が言ったとか、「殺されるのは真平だから、Aとは金輪際関係を断つということで手切金を出す」と10億円を払う内容の事を鈴木が西に話したとし、その際に西が「それで十分に話はつけられる」と言った事にしているが、有り得ない。まず15億円は返済金ではなく株取引の利益金として西がA氏に持参したものであり、また、A氏が買支えの為に知人から多額の借入をしていた事を西は承知していた。和解協議でも西は「そんな金額じゃ社長が他から借りている金額の一部にしかならない」と発言している。そんな西が「10億で十分に話が付けられる」などと鈴木に言う訳がない。これはほんの一部であり陳述内容は全て想像を絶するほどの悪意に満ちた作り話である〗(関係者より)(以下次号)