読者投稿 鈴木義彦編③(345)

〖裁判での鈴木の証言が二転三転している事に全く疑惑を感じず目を向けようとしなかった品田裁判長は、鈴木がどういう人間であるか等全く意に介していない。裁判では鈴木に関する過去の犯罪履歴に関する証拠が提出されていたが、品田にしてみれば裁判をいかに早く終結させられるかだけにしか念頭になかったように思われる。それが品田にとって裁判所内の評価基準に繋がる大事な事だったからだ〗

〖裁判所、裁判官のイメージは、公正で中立、廉直にして優秀であり、杓子定規で融通は利かないにしても誠実で筋は通す。市民感覚にズレがあるとしても概ね正しく、信頼でき、出世などには拘らない、というもののようだ。一般的にも同意見が多いと思うが、しかし残念ながら実態は違うようだ。公正という言葉は今や死語となっていて、誠実な裁判官はごく少数で、筋を通す信念を持ち合わせず、上司の顔色ばかりを窺い、出世する事ばかりを考えている裁判官が殆どという。さしずめ品田裁判長はその典型だろうが、これでは国民の期待に応えられるわけがなく、却って反発を買う。品田はさっさと裁判官を辞めるべきだ〗

〖品田裁判長は、平成11年9月30日の鈴木の主張を認めなかったが、同年7月30日に西が持参した15億円についても宝林株売買の配当金であった事を認めなかった。これは品田裁判長自身の「合意書は認めない」という意向が絡んでいたからだ。合意書を認めると、この裁判の判決が180度変わってしまう。そうなると、もし背景に裁判所の指示があったとすれば、品田裁判長は反抗した事になるかもしれず、裁判官としての将来に大きな支障をきたす事になると考えたからだろう〗

〖鈴木が取得株の高値での売り抜けを全て任せていた紀井氏は元証券マンで、鈴木から「儲け折半」の条件でスカウトされ、最も重要なポストを任されていた。当初は鈴木の指示で売り抜ける際の名義は、茅場町の「五大」という証券担保金融会社がメインであったらしい。五大の吉川社長は鈴木とは昵懇で過去、反社会的組織の人間だったようだ。市場から上がった利益金は一旦、五大に入るが、同日、鈴木の事務所に運ばれ、その後は海外に持ち出す。この「運び屋」の一人が吉川であったと言われている。受け渡しはパリが多かったらしい。吉川はある時期から証券取引等監視委員会にマークされパリに逃亡していたが、平成20年頃に鈴木とトラブルになり、行方知れずになったが、鈴木が側近に「あいつは死んだよ」と言ったという。そして、株取引の内情を知り尽くしていた紀井氏を鈴木は裁判で「ただの電話番」だったと主張し、品田裁判長も鈴木の主張を支持し、紀井氏の証言と陳述書を認めなかったが、電話番の人間に利益折半の条件を出す訳がない。こんな常識的なことまで排除したことが品田裁判長の誤判につながった大きな原因の一つだ〗

〖鈴木の代理人の平林弁護士は釈明を覆すことが度々で、回答が二転三転して辻褄合わせに苦労していた。弁護士としての見識が欠落しているのだろう。鈴木自身もあまり平林を信用していないことを周囲に語っていたようだ。しかし、代理人として使っていたという事は、ある程度秘密を握られてしまったからではないか。所詮、平林は報酬目的の弁護士であると思われる。こういう人間は自分の立場が危うくなると思わぬ裏切り行為をする可能性がある。鈴木も疑心暗鬼にかられることだろうが、悪事に引き込んでおいて用済みになれば切り捨てるようなことを日常茶飯にやっている鈴木には自業自得の話だ〗

〖長谷川のような悪徳弁護士にとっては裁判での真偽などどうでもよいのだろうか。報酬の為に虚偽、捏造、誹謗中傷などを繰り返して依頼人の利益という名目で悪質な駆け引きや戦術で滅茶苦茶な審理を進行させても、裁判長から注意される事も咎められる事もないというのは信じられない。裁判所で「勝つ為には手段を選ばず」が通用してしまうのは明らかに本末転倒だ。弁護士が皆、長谷川のような悪徳弁護士とは思わないが、若い将来のある弁護士達が間違っても長谷川の真似をするようでは日本の裁判そのものに対する信用、信頼が完全に失墜する〗

〖A氏は、この訴訟で自分の主張が棄却されることはほとんど想定していなかったと思う。誰が考えてもあり得ない事だからだ。法律用語とか表現は難しく書かれていても、内容はそんなに複雑なものではないと思われる。まして民事裁判というのは原告が提出する訴状と証拠書類を吟味すれば、自ずと善悪が明らかになるものだろう。しかし、この裁判はそうではなかった。裁判官たちが訴状を精査せず、偏見を持って真実を歪曲するという不条理な事が起きたのだ。裁判官たちの職務怠慢が引き起こした誤審誤判に対して裁判所は再検証をする為に、審理をやり直すべきだと思う〗

〖A氏による貸金返還請求訴訟で注目すべき問題は、鈴木や長谷川による卑劣な弁護手段は言うに及ばず、一審二審の審理を担当した品田と野山の両裁判長を始めとする裁判官たちの姿勢であり、厳正な裁判が行われたとはとても言い難い。昨今の裁判所における不祥事を明らかにした多くの批判本によれば、裁判所では上層部が気に入らない判決を書いた、という理由で左遷される裁判官が多いらしいが、これは明らかに言論統制に等しい。それと裁判所全体に蔓延しているのが怠慢による手抜き裁判だ。それにより事実認定の誤認から起こる不当判決の横行は目に余る問題となっている。こうした裁判所の在り方が今回の訴訟の結果を招いた大きな要因とも考えられる。このままでは日本の法曹界の責任は大きく、国民の信頼がなくなるのは当然だ〗(以下次号)

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