読者投稿 鈴木義彦編③(327)

〖弁護士の中には元検事や元裁判官という経歴を有している者も多いようです。元裁判官のことをヤメ判と呼び、裁判官と人脈を築いています。特に民事裁判においては、裁判所の人脈は貴重な情報源となります。裁判所が機密主義であっても、先輩や後輩、特に同期のつながりは裁判を有利に進める為に、民事裁判においては「ヤメ判弁護士」が適任とされています。今回のケースでも、A氏の代理人がヤメ判であれば結果は逆転していた可能性が高かったのではないかと思います〗

〖鈴木が唯一法廷に提出した平成11年9月30日付の「確認書」について、流石に品田裁判長も消極的に否定した。ただし、15億円は同年7月から9月の間に返済されたとして曖昧な認定に終始した。その上、15億円の金額の出所に関しては触れていない。また、確認書を認めていないという事は被告が嘘をついている事を認めたことになる。被告の非人間的な言動を見抜く絶好の機会だったが、鈴木に対するそれ以上の追及はなく、その後の判決文で触れることは無かった。品田裁判長の能力の問題ではなく別の事情があったのが真実であれば、品田裁判長はその真実を明らかにする責任と義務がある。それが無いというなら、品田は即刻裁判官を辞めるべきだ〗

〖法律知識と公正公平な視点から鋭い洞察力が必要とされる裁判官は、被告の嘘を見抜き真実を明らかにする為に証拠や証言を検証します。しかし裁判官も人間ゆえ、誤審誤判は避けられないのが現実ですが、それでも品田裁判長の判断は過ちという域を超えています。誰もが疑念を抱いていることでしょう。まさか日本の裁判長が被告側の肩を持つことを、誰が想像出来ただろうか〗

〖鈴木が、平成9年10月15日にA氏に差し入れた3億円の借用書を、ピンクダイヤと絵画をA氏に言い値で買って貰ったことと絡めて、鈴木がそれらを購入した時の代金だと支離滅裂な主張をしたことに、裁判官は明確な判定を示さずに、A氏による鈴木への販売委託が無効だとした。鈴木が同商品を平成10年5月28日に販売委託としてA氏から3億4000円で借り出した事と、上代45億円の超高級腕時計を4億円で同じく販売委託と称して持ち出したことに関して、「そもそも、経済的に極めて不合理な行為と言うほかない」とし、「販売価格の決定過程に関する客観的かつ合理的説明はされていない」とした。さらに「販売委託を受けたのはFRであり、鈴木個人ではないと言うべきである」とも認定した。品田裁判長は何を判断基準にしようとしたのか。販売委託した商品の価格が不合理で、合理的説明がされていない事からこの7億4000万円の鈴木の債務を認めないと言っているのか、単に「鈴木個人の債務ではなくFRの債務で鈴木にこの債務を負担する責任がない」と言いたいのか、どちらなのだ。しかし7億4000万円の販売委託価格には不合理さなどなく、鈴木が「興味を持っている顧客がいる」と言って持ち出したもので、鈴木も宝石や高級輸入時計に関しては専門家だという事を裁判官は無視している。念書にあるFRの天野常務のサインは鈴木が予め書かせたもので、天野氏は同席していたわけでもなく、署名した書面を何に使うのかも聞かされていなかった。鈴木が自分勝手に書き足したものだという事は念書を見れば明らではないか。品田裁判官は、それらを総合的に整理して判断をしなくてはいけない立場なのに、全く整理しておらず、経済的不合理とか合理的説明という中途半端な表現をして却って物事を解りにくくしている。そして結局3億円の借用書と商品代金の7億4000万円は、鈴木の債務とは認めなかった。こんな事があって良いはずがない。品田裁判長は中途半端な表現を使ってA氏側を惑わせて誤魔化した。品田裁判長をそこまで思い込ませたのは何故か。明らかに品田裁判長の判断は異常過ぎる〗(関係者より)

〖鈴木の事件の判決が大きな波紋を呼んでいる。事件の規模が大きいだけに多くの問題が存在し、なかでも被告と裁判長の癒着疑惑が深刻だ。品田裁判長が被告を極端に擁護する判決は不自然で、原告側の証拠に対する検証が明らかに不足している。たとえば、高級腕時計の委託販売に関しても、鈴木の持ち逃げ問題を取り上げるべきところを、品田裁判長は委託販売価格に焦点を当て、意図的に事実をすり替えているように見える。全ては癒着した被告を擁護するための手段としか考えられない〗

〖各々が会社の代表であり、社会経験が豊富な3人が協議して納得して署名押印して作成した合意書や和解書が、3人の中の1人が一方的に有利になるような判決を裁判長の独断で決定してもいいものなのか。誰が見ても、合意書は被告の鈴木が「書いたのも忘れた」と言えるような内容ではなく、最も重要な証拠書類の一つだ。株取引の知識のない裁判長が1人で軽々しく判断できるものでは無い〗

〖鈴木は、「合意書」を無効にするために西に10億円の報酬を支払った。しかし、「合意書」が破棄されず裁判で争点となったことから、鈴木の代理人である長谷川弁護士は人脈を活かし、品田裁判長に働きかけて、金銭で裁判を解決できる可能性を見出したと思われる。鈴木にとって裁判に勝利できるのであれば、万々歳であったはずだ〗

〖鈴木は、今回の株取引の真相を知るのはA氏、西、鈴木の3人だけにしたかったと思われる。それでいて、紀井氏や茂庭氏をスカウトした事実はA氏には告げず、西の口も封じた。特にA氏が株に詳しい人物や法律に詳しい人物を関わらせることになれば、自分の計画が思うように進まなくなるため、極端に嫌って、合意書の作成も弁護士に頼むというA氏を思いとどまらせた。その裏で鈴木は自身が自由に動かせる紀井氏や茂庭氏に株の売りやペーパーカンパニーの管理を任せた。このように鈴木の息のかかった人物を利用して思い通りに利益金を隠匿する計画を鈴木は着々と進めていった。度の過ぎた悪徳、詐欺師の常習犯と言わざるを得ない〗(以下次号)

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