読者投稿 鈴木義彦編③(325)

〖鈴木は、自分の主張が正当だと言うのならば、何故フュージョン社の町田や杉原弁護士、元スタッフの茂庭進を証人として法廷で証言させなかったのか。鈴木の代理人弁護士もこれらの人達の証人申請を何故しなかったのか。鈴木と長谷川にはそんなことが出来る訳がないが、裁判官はその事に不審を感じなかったのか。それは、それらの人達が鈴木の主張を真実だと証言することによって偽証罪として罰せられることが解っていたからではないのか。鈴木側に証人がいなかったのは、鈴木の主張が嘘ばかりだという証だ〗

〖西は、鈴木への「遺書」の中で鈴木に株の売買と利益金の管理の主導権を握られたために利益独占を阻止する事が難しかったと語っているが、西にしてもまさか自分まで裏切って全ての利益金を独り占めにしてしまうほどの卑劣な人間とは夢にも思わなかっただろう。株の売買を担当するということは売買代金が鈴木の支配下にあるペーパーカンパニー名義の口座に入金される訳だから、鈴木に裏切られたら確かに阻止は難しい。そればかりか今回は紀井氏が一部にしろ真相を明らかにしたことにより株取引の詳細が分かったが、紀井氏がいなかったら利益金の総額すら掴む事は難しかっただろう〗

〖鈴木は、親和銀行事件で逮捕される三日前に単独でA氏に連絡してきて面談を申し入れた。そして、A氏から近日中に逮捕される情報を聞かされた。鈴木は既に知っていたが狼狽する振りをした。A氏の同情を引くために弱者になりきって、弁護士費用や拘留中の生活費が必要になると泣きつき、土下座して借金を申し込んだ。A氏は今までの貸付金が返済されていないにもかかわらず、8000万円もの現金と、ピンクダイヤを委託販売として貸し出した。鈴木は「この御恩は一生忘れません」と涙を流して感謝した。そして「西さんには内緒にして下さい」とも頼んだ。この時、鈴木は西の奥さんからも1800万円もの金を借りていたそうだ。鈴木は販売委託として借り出したピンクダイヤを宝石業者に販売して資金化していたらしい。鈴木は、逮捕後の資金繰りを済ませ、愛人に残りの金を渡した後、逮捕された。この時の鈴木には返済する術もなく、返済する気持も無かったのではないか。ここまで他人の情を利用して騙せるものなのか。これは間違いなく寸借詐欺の行為だ。A氏への恩を忘れている鈴木は人でなしそのものだと思う。この逮捕直前の出来事については、鈴木の弁護士達も裁判官達も何も触れていない。この一連の経緯を無視して公平な裁判を出来る筈がない〗(関係者より)

〖鈴木の事件は、二審の判決から既に5年が経過しているが、誰も全く過去の事件という扱いをしていない。むしろこれからが本番という勢いさえ感じる。事件を通して鈴木に対する怒り、弁護士に対する憤り、そして日本の司法そのものに対する不信感が裾野まで広がりを見せている。今後どのような展開、決着を迎えるのか未知ではあるが、今やここまで関心を寄せられる事件となった以上、裁判所も権力をかざして誤判を封印する事は出来ないであろうし、万人が納得する動きをしなければならない筈だ〗

〖裁判で品田裁判長は「合意書」の有効性をもっともらしい理由を付けて否定しているが、民法上の契約自由の原則ではどのような契約を結ぶか、どのような契約書を作成するかは当事者の自由意志に委ねられているはずだ。そもそも契約書を必要としない「不要式契約」が原則として許容されている。ただ契約が成立したかどうか、言った、言わないのトラブルにならないために契約書を作成することで当事者が合意した内容が確定し、成立していることを証明するためのものである。三者間で交わされた「合意書」の有効性に対しては誰も否定する事はできないはずだ〗

〖鈴木と西は、宝林株の購入を決断した時に勝算はあったのか? 宝林の株価が上昇する材料は無かった筈だ。それが証拠に宝林株を取得して1か月経っても株価に動きは無かった。2人は、いろいろな手を打ったと思うが、株価が上昇する兆しは無かった。素人が考えても解る事だが、価格を高値誘導するための材料と資金があれば株価は上がる。縋る相手はA氏しかいない。2人は流石にそれぞれが負っている債務を一銭も返済していない事が重くのしかかっていたが、彼らなりに一大決心をしてA氏に縋った。A氏に会う前に最後の手として考えていたのが合意書の締結だったと思う。鈴木はそれまでのA氏との面談ではなかったほどの雄弁でA氏を説得し続けた。最後は、「この仕事に協力していただけないと西会長も私も借金が返済できなくなります」とまで言った。A氏も迷ったと思う。二人が株取引に成功しないと貸金の回収が難しくなる。しかしリスクが大きすぎる。そんなA氏の決断を後押ししたのが、西による合意書の提案ではなかったかと思う。裁判では、ここまでの経緯が一番重要だったのだ。裁判官がこの経緯を検証して理解していれば、合意書が無効になることは無かった。誰もが、裁判官の誤認だったのか、それとも故意に検証しなかったのかの疑いを持っている〗(関係者より)

〖裁判官は事件を裁定する前提としてまず事実を確定しなければならない。その為には先入観を持たずに証拠類や証言を真剣に検証しなければならないはずだ。品田裁判長は事実認定の為のこうした基本的な検証を怠り、一方に偏った誤認判決を下した事に反省はないのか。再審の場で鈴木の事件に対する誤った判決を取り消して改めて審議をやり直し、怠慢な裁判官達を追及するべきだ〗

〖鈴木は相手を言葉巧みに説得する術をどこで身につけたのでしょうか。合意書を作成した日も、和解書を作成した時も、A氏の心を掴み信用させてしまった。鈴木は過去に株取引での失敗を「20億から30億の授業料を払った」と表現していますが、その時の苦い経験も影響しているのかもしれない。しかし、人を徹底的に利用して、利用価値がなくなると平気で無情に切り捨ててきました。だからこそそんな鈴木という人間を近くで見て来た側近からも逆に縁を切られるような事にもなった。しかしこのように裏切りと騙しの連続で生きてきたのは、全て自分の判断であって自分の責任であるのだから、自分自身で責任を取る以外に問題を収束させる方法はない〗(以下次号)

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