読者投稿 鈴木義彦編③(316)

〖裁判所という組織にはびこる古い慣習を改革するのは我々ではない。当事者である役人達ではないのか。昔から役人や政治家の悪評は絶える暇(いとま)がない。どこの国でも同じようなものらしいが、これが人間の煩悩のなせる業なのか。「金」と「権力」の魅力に勝てる人間はいない様だ。法の番人と言われる裁判官も我が身の出世の為には信念を曲げ、長いものには巻かれる。三権の中の裁判所がそうであっては、これからの日本は益々腐っていくだろう〗

〖クロニクルは平成25年に上場廃止の措置を受けたが、この件にも鈴木の関与が窺えます。会長の天野裕氏はその2年前に京王プラザホテルの一室で亡くなっていました。この出来事により、企業の統治が乱れ、決算報告書を提出できずに上場廃止に至りました。クロニクルは天野氏の死を「自宅で急病を発し、死亡した」と発表しましたが、この嘘の発表の理由は何故だったのでしょうか。鈴木と天野氏の関係を知る社員たちの中には「病死ではない、奇妙な話だ」と疑問視する者もいました。警察は検死の結果、自殺と結論づけたようですが、一部の人々は天野氏が実際には殺された可能性を考えていました〗

〖今回の株取引を鈴木と西は役割分担を決め共同して行っていたはずだが、鈴木がA氏に送った手紙にある「100歩譲って西がJASの切っ掛けを作ったということです。・・・西が一人だったら、何と言おうが、何をしようがビタ一文渡しません」という文面からは鈴木の西に対する強い遺恨を抱いていた事が窺える。鈴木は当初は「西会長」と呼び慕っていたはずで、紹介を受けたA氏から20億円を超える金銭的な支援を受けた。またJASの件は西がいなければ無かった話であることは事実である。鈴木にとってA氏同様西の存在無くして今はない。感謝こそすれ恨むことは無いはずだ。鈴木が遺恨に思うほどの裏切りがあったというのか。二人の間には大きな亀裂が入っていた事は間違いないが、冷静に考えれば、鈴木が裏切られるというのは、合意書に基づいた株取引の利益をまともに分配させるために、鈴木が隠し通してきた真相を明らかにしようとした点に尽きる。西が悔悛したことを遺恨にするなら、それは間違いなく逆恨みだ〗

〖日本の裁判所は相当堕落している事を国民の多くは知らないだろう。元エリート裁判官による暴露本が出ているが、裁判所の閉鎖性に対する国民の関心が薄い為に中々実情が伝わりにくい。今回の鈴木の裁判が注目される事で、裁判所の閉鎖性や腐敗が改善されるいいキッカケになるのではないか。現在インターネットの情報サイトでも配信されているので、見れば詳しい内容が分かるはずだ〗

〖西は、鈴木が親和銀行事件で逮捕された以降、鈴木の愛人と子供が住んでいた三田のマンションに毎月50~60万円の生活費を届けていたというが、西は遺書に「鈴木は、逮捕前に愛人に3000万円の現金を渡していた事が後で分かって驚いた」と書いている。余計な事だと思うが、鈴木は本妻にはどうしていたのだろうか。親和銀行から騙し取った金と、A氏から借りた金の中から充分な生活費を渡していただろうと想像はするが、今となれば、家族はその金がどういうものだったかという事が解っているはずだ。それにもかかわらずA氏へ一度も謝罪していないとは、人間として有り得ない事だと思う。家族や身内も世間の批判の眼に生涯晒されて当然と言わざるを得ない〗

〖民事訴訟では、多くの場合、金銭にまつわる問題が錯綜しています。これにより、裁判官は法に基づいた明確な判断を下すことが常に求められています。しかし、老獪な弁護士の策略にはまり、出世欲で邪心が入り、「法の番人」として正義を貫く裁きができないこともあるようです。裁判官は素直に過ちを修正すべきです。無責任な裁判官を失くすためにも、裁判官の過失には罰則を設けることが必要ではないか〗

〖西も悪党だが、どこか憎めない人の良さがあった。だから保釈された鈴木が身を寄せるマンションを訪ね鈴木を叱咤激励しに毎日のように足を運んだのだろう。それにつけても鈴木は他人の心理を読むことに長けた卑劣な詐欺師である。西の人の良さに付け込み、資金繰りの為に西が連帯保証しているA氏からの借入金の返済の約束を破った負い目もあるので、保釈後はその追及を逃れる為に朝から酒を浴びるように飲み自暴自棄に陥ったフリをしていたとも考えられる。確かに親和銀行不正融資事件で長期の実刑が免れない立場にいた事もあるが、銀行と和解出来れば実刑は免れる公算があることを鈴木は長谷川弁護士から聞いて分かっていたのではないか。後は和解するに当たっての和解金の調達方法をどうするかの問題であって、この時鈴木の頭の中では西を最大限に利用する目論見があったのではないか〗(関係者より)

〖裁判官による和解書無効の認定は不自然極まりないが、品田裁判長は合意書を無効にしてしまっている為に、和解書を有効にする事はあり得なかったが、無効の理由が強迫や心裡留保では不可解過ぎる。品田裁判長の役目は、合意書と和解書を無効にする事だったと思う。審議したという形式を整え、説得力など全くない理由を付けているが、予定通りの判決だったのであろう〗(以下次号)

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