読者投稿 鈴木義彦編③(315)

〖裁判官が裁判で誤審を犯しても責任を取ることは無い。それでは、裁判官の下した判決はすべて正しいという事になるが、果たしてそうか。弾劾裁判や再審という制度はあるが、裁判所は当然のように歓迎していない。しかし、この裁判に関しては誤審や誤判で泣き寝入りなどできるものではない。日本史上でも例がないと言って過言ではないほど酷すぎ、また許されない誤判事件である。現にA氏だけでなくA氏に世話になり成功を収めた数人の人たちも過去にA氏に助けられて今があることを生涯忘れる事は無いという実感を持ち、A氏に協力し恩返しをするいい機会だという思いさえある。裁判所が、まるで昔の「悪代官」と同じであってはいけない。国は、民主主義、法治国家を謳う限り裁判所という組織の改革が急務であり、この事件は何が何でも再審をするべきだという読者や関係者の意見が、今やすごい勢いになっている〗(取材関係者より)

〖裁判で品田裁判長は、A氏と西、鈴木の三者で交わした和解書について、強迫や心裡留保を理由にその有効性を認めず、被告側の主張だけを根拠もなく受け入れる杜撰な裁定を下しました。普通ならば、監禁されて無理やり署名させられた場合、その後には被害届けを出すはずだ。鈴木自身が裏切り行為を働き、株取引の利益金を騙し取っていたにも拘らず、品田裁判長は事実関係を理解しておらず、もしこれが故意であれば、史上最悪の裁判疑獄となるだろう〗

〖宝林株を収得した鈴木と西は、同株の株価を高値誘導し利益を出すための資金支援をA氏に頼り「合意書」を交わす事になるが、その際に鈴木は「この資金を出して頂かないと、私も西会長も社長への返済が出来ません」と言っているが、ここに鈴木と西の利害の一致が見られる。宝林株の収得資金をA氏に出して貰ったはずなのに大量保有報告書には株の売りを任せるためにスカウトした紀井氏の名前にしたが、鈴木はA氏には一切何も言わなかった。平成11年9月30日付の確認書と同様、最初から全て騙す積りであった。ここまでの悪党はいない〗

〖インターネットの情報サイトで配信されている鈴木の疑惑まみれの裁判は、今や大きな波紋を広げている。この裁判は稀代のワルである鈴木を追い詰めて、法の裁きを受けさせる絶好の機会であったにも拘らず、担当した裁判官たちの何らかの魂胆により、当初の予想を覆す大どんでん返しの結果になった事から注目を浴びている。最高裁長官は黙って見ている訳にはいかなくなるはずだ〗

〖実際にあった遺産相続の裁判で、身体障害者1級の認定を受け、食事も自力で出来ず完全看護が必要な母親が、筆ペンで一字も間違えることなく数枚にわたる遺言書を自力で作成したという事案があった。ある弁護士の話では、この事情だけでも偽造の疑いがあると思って裁判に着手した。相手側からは母親が字を書いたり飲み物を飲んだりしている写真が提出されたが、何だかぎこちない雰囲気があり、作為しか感じられなかったという。本人が書いたものではないという筆跡鑑定も出ていた。弁護士は偽造だという確信を得て法廷に臨んだ。書いているその場にいたという家政婦が証人として証言したが、弁護士がその場の状況を詳しく追及すると家政婦は言葉に窮した。ところが第1審の裁判官は「偽造は認められない」との判決を言い渡した。裁判官はその証言の内容はどうあれ、本人が書いたと判断して間違いないと判断を下したらしい。誰が聞いてもとんでもない話だ。当然に控訴した。その弁護士は、第2審では、担当医から「複雑な文章を書けるはずがない」との意見書を貰った。さらに、飲み物を飲んでいる写真にトリックがある事を説明し、逆転で偽造を認定して貰ったという。それにしても、ここまでしなければ裁判官は偽造を見抜けないものか。弁護士は、裁判官には社会常識に適合した事実認定を心掛けて欲しいと言い、「1審の裁判官が『証言調書に書かれていれば、その通りに認定しても上級審で批判されないだろう』という、そんな安易な感覚で判決を書いているのではと疑われるようなことは是非とも避けてもらいたいものだ」と語った。この弁護士は、この事件以来、裁判官に対しては「幼児に物を教えるぐらいの感覚で接するように心がけている」と言っている。鈴木の裁判と重ね合わせてみると、事案は全く違うが、裁判官のやり方は同じだ〗

〖株式取引のノウハウを持っていた鈴木は、証券取引法(現金融商品取引法)の違反やインサイダー取引は日常茶飯事であり、購入した株の買い支え資金はA氏が出し、高値で売り抜ける手口も紀井氏に任せることで、事件化した際には全て紀井氏のせいにしようとしていた。証券取引等監視委員会に目を付けられないように、他人を身代わりにし、自らは徹底して表に出ないようにしていた。原資を援助してくれた恩人を裏切り、利益を一身に収めることで、元金なしで膨大な富を得ることは当たり前だろう。しかし、これほどの悪事を犯し続けて生きていることが不可解であり、これまでに踏みつけられ、命を落とした人々のためにも、社会は容赦しない姿勢を示すべきだ。裁判所に全てを委ねていては問題の本質が解決しない〗

〖和解協議後A氏宛ての手紙で鈴木は「今後全てが解決するまで私がこの件で直接お話をする事はありませんし、金を払う事もありません」と言っているが、鈴木が強調する西の香港での殺人未遂事件で首謀者扱いされた件や紀井氏の裏切りについて、二人が悪者で鈴木が清廉潔白であるならば、A氏と直接面談して自分の正当性を直談判したうえで、鈴木は自分にかけられた嫌疑を晴らすために株取引の経緯を基に「合意書」に沿った真実の利益金の支払いを履行すればいいだけではないか。A氏が鈴木との話し合いを申し入れても頑なに拒む態度は、嘘ばかりついている鈴木が、A氏に自分の正当性を言葉だけで納得させることが出来ないことを自覚しているからだ〗

〖民事裁判は、原告が訴状を提出するところから始まる。そして、双方が証拠書類を添付して準備書面を法廷に提出する。準備書面に基づいて質問と回答を繰り返す。裁判官は準備書面をよく読んで、事件の背景を理解してお互いの答弁を聞いて判断をしていくものだと思う。民事裁判の場合は金銭問題が絡んでいる事が殆どで、双方が虚実をまじえて自分が有利になる主張を繰り返すので、金額が大きくなるほど激しい争いが予想される。裁判官は冷静に双方の主張を聞いて裁かなくてはならない。当然責任は重大だ。裁判官の経験や能力によって誤審することがあってはならない。まして、その時の裁判官に邪な考えがあっては公正な判決は下せない。今回の裁判は、品田裁判長に被告人との癒着が疑われる誤審が随所にあり、能力を疑問に思う判断が多分にある。この判決を正当なものとして終わらせては裁判所の信頼を失墜させることになるのは間違いない。再審して品田裁判長の責任を追及して、公正な判決に改めるべきだ〗(以下次号)

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