読者投稿 鈴木義彦編③(306)

〖品田裁判長が下した判決文には偏見と独断と見られる内容が随所にある。例えば「被告が西に対して包括的な代理権を授与した旨の原告主張を認めるに足りる証拠はない」としたが、A氏が鈴木に融資を開始した時から西が鈴木の代理人として行動していた事は明らかではないか。莫大な金銭の受け渡し、鈴木の借入金と金利の減額交渉、平成11年9月のFR社の決算対策に伴う手形の一時返却と確認書の交付要請等、西が鈴木の代理人としてA氏に依頼し、A氏と協議していた事を品田裁判長は知らない筈がないだろう。被告との癒着がなければ、品田裁判長がこれほど理不尽な裁定をするはずがない〗

〖鈴木にとって、株取引で得た総利益が平成18年時点で約470億円を超えていたという事実は、A氏と西には絶対に知られたくない秘密でした。しかし、鈴木が株の売買を任された紀井氏の詳細な証言でこの事実は明るみに出ました。鈴木は和解交渉の際、A氏と西に対して合計50億円を、またA氏には2年以内にさらに20億円の支払いを提示しました。利益が470億円以上であることが明らかになると、この金額では辻褄が合いません。しかし、鈴木は紀井氏の証言の全容を知らず、470億円という利益の総額は明示されていなかったため、知らないふりをしていました。彼の行動は極めて不誠実で悪質であることを浮き彫りにしています〗

〖世の中に、「儲かる仕事があるのに資本がなくて困っている人は沢山いる。だがそれは愚痴でしかない。」と言った偉人がいる。又、その偉人は「その仕事が真に有望で、かつ、その人が真に信用のある人ならば資本が出来ないはずがない。」とも言った。正論だと思うが、世の中には資本も無く、信用もない悪人が莫大な儲けを手に入れることも有るのだ。その人間はあらゆる悪を尽くし、資本を出してくれた恩人を裏切り、家族の迷惑や難儀も顧みず、安穏と生きている。その偉人が今の鈴木の事を見たら何と言うだろうか。「いずれ天罰が下る」とでも言うだろうか。それとも「いずれ成敗される」とでも言うだろうか。日本の近代経済の基礎を創ったその偉人の名は、今書店で一番売れている本のモデルになっている「渋沢栄一」と言う人だ。鈴木、渋沢栄一関連の本を手に取って読んでみろ。今のお前が持っていない「人としての心得」が全て書いてある〗

〖誰もが長谷川の弁護活動に腹に据えかねる思いをしているはずだ。鈴木の様な悪人を改心させようともせず、逆に鈴木と共謀して捏造と虚言で裁判官を巻き込んで裁判を混乱させ、A氏をトコトン誹謗中傷して勝訴する事だけを考えた。依頼人を勝訴に導くことだけが腕の良い弁護士とは言えないと思う。弁護士である前に人間としての良識が無ければならないのは当然のことだ。長谷川は、この裁判終了後に弁護士を廃業したが、それはA氏側が長谷川を含め平林や杉原に対し懲戒請求を申し立てる、という記事が掲載されたからに過ぎず、鈴木の弁護をしたことを悔いての話ではなかった。懲戒処分を受ければ、それが真相の解明につながるきっかけになると懸念したのだろう。しかし、資格を返上しても長谷川の罪が消えることも責任が無くなることも決してなく、逆に重くなるのは当然だ〗

〖裁判官の主な役割は事件の根本的な原因、その背後に横たわる経緯や背景を精査し、それに基づく証拠を詳しく検討することです。これによって正確で正当な判決が導き出されるべきです。しかし、この裁判では鈴木が長谷川弁護士の指示に従い、虚偽の背景情報と捏造した陳述書しか提出せず、自身に不利な情報は無視しました。そして、品田裁判長は根拠も一貫性もない判決を下し、矛盾が多い判断を示しました。民事裁判が単なる裁判官の意向に左右されるものだとしたら、これは裁判所と裁判官の姿勢を変えなければならない緊急の問題でしょう〗

〖鈴木は、1000億円の資産を隠匿しているという。この資産を今後も誰にも知られずに隠匿し続けることは可能なのか。資産の運用についての一般的な考えでは、優秀な頭脳の持ち主で他人から信頼される人間でなくては無理だと考えるが、鈴木は最も不適当、不適格な人間だ。鈴木はこれから、どうしていくのか、「カネがあれば何でもできる。何でも買える」というのは、ある程度真実かも知れないが、果たして全てがそうとは限らない。鈴木は大きな勘違いをしている事に気が付いていない。自分の力だけで稼いだ資産ではないのだ。100歩譲ってお前の運用の仕方に利があったのかもしれない。しかし、A氏が宝林株の購入資金を出し、株価を買い支える資金を支援してくれたからこそ成し得た事ではないのか。相場師の西田晴夫にしても、A氏の高値誘導の資金が投入されてから宝林株の株価が動き出したから興味を持ち出し、相場に参加したのだ。それがきっかけで、その後も付き合いが続いて鈴木には大きな力になったのだ。FR社の相場での莫大な利益も、A氏の資金と宝林株での儲けがあったからではないのか。また、親和銀行の事件で自由に動けないお前を、西と天野氏が助力したからではないのか。鈴木は、そういうことを謙虚に振り返るべきだ。今は全くその事を忘れている、というか念頭にもなかった。家族や恩人のA氏の事をもっと大切に考えるべきだ〗

〖西は鈴木の株取引にとって打って付けの人材だった。結局西も金が目的でA氏に近づいていたので、株取引の利益金を管理する鈴木からたやすく籠絡されてしまった。その西も、まさか最後は全ての責任を被せられ排除されるというのが鈴木の計画だったとは思いもよらなかったのではないか。香港での事件は失敗に終わったが、西は自殺に追い込まれるほど鈴木に追い詰められた〗

〖西は最初から鈴木の狡猾さに気づいていたと考えられますが、鈴木が株取引においてA氏からの株の買い支え資金を詐取し、株取引の絵を描いて西を排除するシナリオを構築していたことは予想外だったでしょう。実際に西は香港で一命をとりとめましたが、もし死んでいたら、鈴木の裏切りを証明するのは難しかったでしょう〗(以下次号)

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