〖今の日本の裁判所の現状は、裁判官の評価が、裁判をこなした件数によって決まるという現実問題がある以上、裁判官による手抜き裁判は中々改善されないのではないか。また裁判の誤審誤判を防ぐための三審制も、二審で一審の判決が覆る事はほとんど無いとの事だが、全てに悪い影響が出ているのではないか。今回の鈴木の裁判に見られる品田裁判長による不当判決も、早期終結を目指し争点を簡略化する為に理不尽で強引な裁定を下したとしか考えようがない。この裁判の判決結果は誰もが納得するものではなく、これまでNo.1と見られていた金融犯罪の「ドバイのイスラミック銀行事件」を抜いて歴代の記録になる〗
〖鈴木の裁判は複数の事件が絡んでおり、弁護士や裁判官の正義に疑念が生じる。鈴木を代理する長谷川弁護士は、悪徳弁護士として名が通っていた。弁護士は勝訴と高額報酬を追求することが一般的で、モラルは影響される可能性がある。法律の不備を利用して証拠を捏造するなど、人道的に許されない行為もある。長谷川も鈴木と同様に詐欺師と変わらないのではないか。この者達の行動は他に類を見ないほど極悪で、道徳性などあったものじゃない〗
〖裁判官という職業に就く人間は、法律の専門家であることは当然だが、並の人間よりも洞察力や人間としてのバランス感覚に優れ、責任感が強く、信念を持っていなければ務まらないと思う。巷間で言われているように、上司の顔色を伺いながら自分の出世の事ばかりに囚われている人間ばかりでは胸を張って「法律の番人」と言える訳はない〗
〖裁判所に関する世間の関心が薄いのは、メディアがその話題を避けるか、あるいは触れられない領域だからかもしれない。裁判官の暴露本がわずかに存在するが、メディアは視聴率や反響の面で関心を示さない。しかし、裁判所は司法権を行使する重要な機関であり、その影響は大きい。メディアの遠慮も理解しかねるが、正義の追求は止めるべきではない。このサイトはどの分野であっても、不正がある限り追及を続ける姿勢を持っている。法の番人に対する批判は避けず、正義を貫き通してもらいたい〗
〖大物相場師の西田晴夫は「Nグループ」を率いて「N資金」と呼ばれる莫大な資金を運用しながら多くの相場に参入して利益を挙げていたようだ。宝林株に興味を持ったことから鈴木と共闘し、鈴木もA氏の買い支え資金と、西田が参入した事により宝林株で予想外の利益を得た。その後も西田との付き合いが続き、鈴木は西田の相場操作を参考にするようになった。西田は自分名義の銀行口座を持たず、株取引も自分の名前を表面化させることは無かったが、金融庁や証券取引等監視委員会からはマークされていて金商法(旧証券取引法)違反で告発され、逮捕され拘留中に持病が悪化して病死した。西田の名義の資産は不明でNグループの側近でさえ誰にも分からなかったらしい。鈴木は、オフショア地域にペーパーカンパニーを持つことで自分の名前を隠しているが、鈴木が急死した場合は、折角の隠し資産が誰も知らない事になるのではないだろうか。それともごく一部の知っている人間達が秘密裡に自分達で配分してしまう事になる可能性もあるかと思うが、それでは20年以上の苦労が報われないだろう。鈴木は株取引では何年にもわたってほぼ西経由で宝林株の買付資金に始まり全てA氏に世話になり、鈴木が真摯に相談すればA氏にはそれを受け入れるだけの器量のある人だったはずだ〗
〖鈴木は株式取引を巧妙に利用し、「合意書」契約を交わしA氏から資金を出させることで株価の買い支えを行い、利益を貪る計画を練っていた。この計画は宝林株の取得から考えついたのか。鈴木はA氏からの資金を使って株価を急騰させ、その後に売却して利益を得る狙いだった。自身の利益を最優先し、株の売買における裏の手を使う鈴木の策略は、巧妙であると同時に冷酷だ。鈴木の裏切り行為は万死に値する〗
〖品田裁判長は、余りにも金融界、証券界、宝石貴金属業界の知識に疎すぎた。上辺だけの知識ではこれらの業界の事件は裁けないと思う。毎日莫大な金銭が動き、世界中の株価や金(地金)相場が国ごとの時間で動く。秒刻みで、それらに対応して売買を繰り返している人間の表と裏は司法試験に合格して研修を受けただけの人間には理解が出来ないだろう。これらの業界は専門家(プロ)同志が理解できる暗黙の了解事項というものが存在する。法律家がもっともらしく法律書に記載されている法律用語を駆使して判断できるものではないと思う。また、これ等の業界では、鈴木が言うような「西に言われて書いた」とか「平常心で書いたものではない」というような自分勝手な言い訳は通用しない。まして、西は死亡していて確認することが出来ないし、和解書に至っては脅迫や監禁があった事を証明するものは何もない。業界の慣習を全く無視して、鈴木の後付けの嘘を全面的に認めた品田裁判長の判決は軽率で明らかな誤判だ〗
〖西の自殺と遺書は、長谷川弁護士に偽りの「質問と回答書」(乙59号証)という陳述書を提出させる要因の一つとなった可能性がある。西の死後の言動を自由に操れるため、犯罪者がよく使う手法である。この事実は裁判官たちにも知られているはずだ。それなのに、品田裁判長は被告側の虚偽の主張を鵜呑みにしてしまった。これは裁判官としての信用を失墜させる行為だ。こうした人物が国民に幸福をもたらすことはない。即座に辞職すべきだ。裁判官としての誠実さと公平さが求められている〗
〖世の中の話として、民事裁判を主体にしている弁護士は、金銭欲が深く、刑事事件を主体にしている弁護士は金銭への執着が薄いと言われているが、裁判官は刑事と民事の専門が分けられていているのだろうか。刑事裁判では99.9%有罪が決まっていて被告の量刑を決めるだけで、被告が無罪になる事は0.1%の可能性しかない。しかしこの度、民事裁判では裁判官によって100対0が逆転する場合がある事を知った。民事の場合は金銭的なトラブルを裁くことが多いと思うが、それだけに双方の人間性が判決の要因になる事もあると思う。刑事裁判では如何に善人でも他人を傷つければ傷害罪になるが、民事の場合は悪人でも勝訴する事があるようだ。要するに裁判官の姿勢が大きく左右するという事だが、善人の被害者は法の力で敗訴させられて泣き寝入りしなければならないのか。そんな不条理な事が裁判所という司法の最高機関で起こっている〗(以下次号)