読者投稿 鈴木義彦編③(254)

〖最初の宝林株取引で予想もしない大きな利益を得たことで、鈴木には大きな追い風が吹いた。もちろん、A氏の購入資金と買い支え資金の支援があり、西田晴夫との出会いがあったにしろ約160億円という利益は巨額だ。経費を引いても一人50億円くらいの利益配当ができる状況にあったが、鈴木はA氏には西を使って誤魔化しの報告をさせ、利益を15億円としか明らかにしなかった。鈴木は西を裏切らせたことで利益を確保することに成功し、宝林株に続く他の銘柄でも荒稼ぎをして利益の独占に走った〗

〖裁判官は鈴木の言い分を採用して、紀井氏の立場を理解せず証言を軽視し過ぎた。密室で行われていた株取引を、まして売却担当の紀井氏の証言と証拠(利益明細をまとめた確認書)を否定するほどの断定がどうしてできたのか。不審極まりない〗

〖鈴木が親和銀行に支払った約17億円、山内興産に支払った約4億円の和解金。この金員の出所を裁判官は何故追及しなかったのか。これは払ったか払っていないかの検証をする必要はない。支払先は親和銀行と山内興産と明らかである。問題は金の出所だけだ。何故、裁判官はこの検証を怠ったのか。ここを追及していれば鈴木は万事休すだったはずだ。これだけ、史上稀にみるような大きな金額と10人ほどの死者や行方不明者等を出した事件にもかかわらず、検証を疎かにした裁判官の怠慢は絶対に許されるものではない〗

〖西は、鈴木と知り合った頃は自分も資金繰りが困窮していたのだろう。A氏にはブラックマンデー以降、莫大な損失を与えながらも資金支援を受けていた為に、もうA氏には頼めない状態だったと思う。そこで鈴木の相談に乗ってもらう振りをして自分の資金繰りにも流用しようと考えたのではないか。鈴木との間ではA氏を紹介する手数料等の約束もあったに違いない。西はこの時点で鈴木に弱点を掴まれてしまった。そうであれば、鈴木の西に対する言動が納得できる。西は常に鈴木にコントロールされていたように思う〗

〖ここまで歪んだ裁判の成り行きと判決を見ると、やはり裁判官の怠慢や誤った判断だけではなく、鈴木(長谷川弁護士)との癒着を疑わざるを得ない。桁違いの多額な金額を積まれたり、人事で出世が約束されれば、裁判官も買収される可能性は十分にあるのではないか。しかし、司法の場でさえ有り得ない事が起きる世の中だとしたら、法曹界全体を是正しなければ先進国として世界に示しがつかない。世界基準からかなりの遅れをとっているのが日本の現状と思われる中で、早急に変えなければ世界から評価されず信頼も地に堕ちる〗

〖裁判官は公平で偏りがあってはならない職業だ。どの方面から見ても透き通っていなければならないという心掛けが必要だ。誰が見ても不公平で偏見があり、どこからみても濁っている人間が人を裁いてはいけないと思う。司法試験には筆記試験だけで人格を審査する面接試験は無いのか〗

〖裁判には専門用語で「トンデモ判決」という言葉があるそうだ。この言葉は、誰もが予想しない間違った判決が下された時に使う言葉だそうだ。裁判官たちの間では結構使われることが多いようだが、それだけ誤審や誤判が多いという事だ。鈴木の裁判は、正に「トンデモ判決」だ。これを聞いた原審、二審を担当した裁判官たちはどのように思うのか〗

〖西が志村化工株の事件で検察に逮捕されるまでに、鈴木と西の駆け引きには2人それぞれの強欲さが出ている。西はいわば「口止め料」を鈴木にいくら請求するか、鈴木は隠匿資金をちらつかせながらどれだけ値切るか、という攻防に見える。しかし鈴木の方が一枚も二枚も上手で、西がA氏に真実を隠したことで、鈴木は嘘をつき続けたが、そんなウソがいつまでも通用すると思ったら大間違いだ〗(以下次号)

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