読者投稿 鈴木義彦編③(172)

〖鈴木には悪の人脈というものが出来上がっていた。西、フュージョン社の町田修一、証券担保金融会社の吉川某、ファンドマネジャーの霜見誠、元山一証券の海外業務担当者の茂庭進、そして親和銀行事件、山内興産事件で助けて貰った長谷川元弁護士など。鈴木は、自分の人脈同士も互いに会わせることはせず、情報交換もさせなかった。紀井氏と茂庭は合意書に基づいた株売買の業務を任せられていたが、鈴木は2人の間を遮断したうえにA氏にも紹介せず内緒にしていた。鈴木は、自分の強欲を満たす為に用意周到だった。しかし、それで情報が完全に秘匿される訳はない。いずれ、その綻びが鈴木を追い詰める〗

〖裁判の判決には「合意書」の有効性の証明が重要だったので、A氏側は充分な証拠を提出していた。しかし、品田裁判長はなぜか証拠の検証を軽視し、「合意書」の契約の有効性を認めなかった。西が残した、鈴木の指示で行った詳細な株取引の記録や、株取引の利益を管理していた紀井氏がまとめた「確認書」など、この二人の作成した書面(証拠)は「合意書」に基づく株取引を裏付けるものであったにも拘らず、品田裁判長の判決結果はA氏側の期待を全面的に裏切るものだった〗

〖和解協議の後、鈴木はA氏から逃げ隠れする為に平林弁護士と青田を代理人に指名してきた。しかしこの二人が全くの役立たずで、問題を解決に導くどころか修復不能までにこじらせてしまった。何のための代理人なのか訳が分からないが、この時A氏は代理人を立てても良いが本人が同席することを要求した。詳しい事情を知らず、一方的な鈴木の話だけを第三者から聞いても、円満に解決など出来ないのは当然で、鈴木は同席するのは当然だった。しかし鈴木がA氏の要求に応じなかったが為に今のような大問題にまで発展してしまった。鈴木にとって裁判に勝訴した事など問題の解決にはならず何の意味もない〗

〖鈴木は、合意書を無効とする理由として「ただ西に協力して署名しただけ」とか「株の話を3人でしたことがない」と主張した。また、「合意書は関係ない。私が株で儲けてもA氏には関係ない」とも主張しているが、西が最初の宝林の買収資金支援をA氏に懇願し、鈴木が買い支え資金支援を熱心に懇願して合意書を作成したことは明白だった。株取引の発端となった宝林株の買い取り資金3億円と株の買い支え資金として200億円以上をA氏が出したおかげで確実な利益を上げることが出来たのではないか。証拠を検証もしないで鈴木の主張を丸呑みした品田裁判長は共犯者と言われても仕方がない〗

〖鈴木は株取引において、A氏に株価の買い支え資金として安定的な支援の協力を仰いだ。鈴木は株価を操作して利益を得る計画を立て、事前に第三者割当増資や転換社債の発行等で安く株を大量に取得し、西が株価を引き上げるために大量の買い注文を入れるタイミングで売り抜けることで、確実に利益を得ることができると考え実行した。そして鈴木はその利益を独り占めにしたが、初めから分配する気などなかったのだ〗

〖鈴木の裁判は、判決結果に誰もが驚愕している。善人が負け、悪者が勝つということで最大の注目を浴びている。なぜ窮地を救うためにお金を貸したA氏よりも、嘘をついて契約を破り、だまし取ったお金を返さない鈴木が正当化されるのか。この判決を受け入れることは不可能だ。品田裁判長は、原告の立場になって審議検証すれば、真逆の答えが出る事が分からないはずがない。世の中の誰もが、この判決はおかしいと思っている〗

〖鈴木は、親和銀行事件で逮捕され、保釈された時は収入もなく、FRの代表取締役は辞任させられ、株主名簿からも名前が消えていた。社会的信用も皆無だったことを品田裁判長は認識していなかったのか。保釈された翌年に西が宝林株の売却情報を得て調査の結果、儲かる手ごたえを掴んだ。そしてA氏に取得資金3億円の協力を依頼し承諾を得て宝林株を購入した。鈴木は親和銀行事件が公判中であったため表立った動きは避けたようだが、裏では数々の工作をし、A氏からの支援を隠そうとしたが、宝林株を高値誘導する資金が無く、西と2人で途方に暮れた。そして、西の提案でA氏にもう一度頼むことにした。それが合意書が作成された原点だ〗(取材関係者より)

〖鈴木の行いは、男としても人間としても全く信じられない。A氏には多大に世話になり、土下座しつつ涙ながらに「このご恩は一生忘れません」と感謝の意を伝え、和解後に送った手紙でも「大変お世話になりました」「男として一目も二目も置く人間には出会ったことがない」とA氏を褒め称えたが、鈴木の行動は完全に裏切りそのものだった。このまま悔い改めない限り、必ず地獄に堕ちるだろう。日本だけでなく、世界中の多くの人々が鈴木と長谷川を絶対に許さないはずだ。しでかした過ちの清算をしないと、永遠に罪を背負い続けることになるのは間違いない〗(以下次号)

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