読者投稿 鈴木義彦編③(158)

〖裁判官は鈴木の証言が二転三転していることに目を向けなかった。完全におかしい話で何か裏があるとしか思えない。鈴木は親和銀行不正融資事件に前後してさまざまな事件への関与を疑われ、マスコミでも数多く取り上げられてきた。鈴木自身も「金融機関や証券会社等での口座開設ができない」と自白しているように、金融証券市場では不健全な人物とのレッテルが張られているのだ。裁判でもマスコミで取り上げられた記事が証拠として提出されたが、裁判官は鈴木の証言が二転三転する事実を鈴木の人間性に要因があると深刻に受け止めるべきだったのだ〗

〖株取引の利益金の分け前を受け取る為に鈴木と約束した香港に飛んだ西は、鈴木の手下に危うく殺されそうになった。鈴木の真意を知った西は、A氏に鈴木の裏切り行為を暴露したが、西自身も鈴木と同様にA氏を裏切っていたので、全てを話さなかったようだ。西としては鈴木に利益金を払うようにプレッシャーをかける目的だったのかも知れない。A氏を挟んで、西と鈴木の利益金を巡る駆け引きが繰り広げられていたのだろう〗

〖鈴木は株取引において、A氏買い支え資金を出してもらおうとして説得するにあたり、「株取引のプロジェクトが成功しないと、私も西会長も社長に借金を返せません」と言いながら、買い支え資金を出して貰い、いざ株取引の利益が出ると「自分一人で稼いだ」と言って借金も返さず独り占めするとは、信じられない裏切り者だ。鈴木は何をされても文句は言えない〗

〖詐欺師にも色々いるが、見せ金を上手に使う詐欺師は大金を手に入れることが出来るようだ。詐欺師は美味しい話を持ち込み、金銭を騙し取ろうとするが、1回、2回は約束を守り、相手に利益を与えて、約束の期限を待たず早めに約束を履行する事で相手を信用させるようだ。しかし、鈴木は最初の融資を受ける時から自分の窮状を訴えたが、儲け話は一切せず、A氏の温情にのみ縋った。そして1回目の返済期限から返済を引き延ばし、債務総額の大幅減額を懇願し、A氏の承諾を得ている。これは稀に見る詐欺師の手法だったと思う。西がいなければ絶対に成り立たなかった。鈴木はしかし、裁判で西に代理権を与えていないと主張した。鈴木のような極悪人に対する制裁は1回くらいでは収まらない〗

〖A氏と鈴木の裁判結果(判決)は、鈴木の嘘を切り取って貼り付けたような内容になっている。品田裁判長は鈴木の嘘の殆どを認めたが、本当は嘘の主張と解っていたように思う。品田裁判長は約28億円の「貸金返還請求訴訟」を苦しい辻褄合わせをしながら25億円で決着させた。利息を含む貸金返還訴訟で請求額の約90%を認定するのは珍しいことだったと思うが、これは見せかけのトリックに過ぎない。品田裁判長は3人目の裁判長でその前の2人の裁判長の裁判進行をじっくり検証しながら貸金返還請求の裏に隠れているA氏の目論見を察していたように思う。A氏は平成11年7月30日に西が持参した15億円が株取引に関する利益金だと認めさせることで合意書が認められ、和解金の70億円を論点として次のステップに進む予定だったと思う。しかし、品田裁判長は屁理屈をコネて頑なに合意書を認めなかった〗

〖裁判官は、鈴木の証言が二転三転したことを判決で言及しなかったが、それは何故だったのか。誤解を恐れずに言えば、故意に合意書を無効にするという発想が働いていたから、鈴木の証言に触れることは最小限に留めたのではないかと言わざるを得ない。合意書が無効とすれば、和解書も必然的に効力が薄まり、それを補強するためにありもしない脅迫や心裡留保を採用して鈴木がした署名指印を無力化した。また、公序良俗についても、手形を担保にしておいて金融機関に回さないで欲しいと懇願する鈴木の方がよほど公序良俗に反している。判決は全部がおかしすぎる。絶対に再審請求するべきだ〗

〖鈴木の若いころを知る人たちによると、鈴木は世田谷区を拠点にする暴走族のリーダーで、相当にヤンチャな日常を過ごしていたという。エフアールの前身の富士流通を創業した当初は、その暴走族のメンバーが多数集まり、鈴木は絶対的な存在だったというが、会社を興しただけで経営ノウハウもなく、うさん臭い金集めばかりに手を出していたというから、エフアールとして株式を公開しても株主にまともに対応できるノウハウなどなかったことが分かる。それ故に、株価維持のために粉飾決算や自社株売買に手を染め、あるいは取引先を騙して詐欺的な行為を繰り返していた。強欲から生まれた処世術で世の中を渡れるはずはなく、今は、海外に隠匿した巨額の資金の運用利回りで裏の資金を増しているが、そんな日常は綻びが見えた途端、あっという間に崩壊してしまう。それが鈴木には見えていないようだ。あらゆる方法を駆使して、多くのマスコミが取材に動いている。鈴木や長谷川はインターネットの威力の凄さが分かっていないようだが、最悪の結果を招くことになる〗(関係者より)

〖合意書に基づいた株取引の最初の銘柄は宝林だったが、鈴木は裁判で株の取得資金を出したのがA氏ではないと否定したり、宝林株取引は合意書に基づいたものでは無いとして「そもそも株の取得はファイナンスで金は必要なかった」とか「外資系投資会社3社による売買でA氏も西も関わっていない」、さらには「鈴木の自己資金だった」と言ってみたり「ワシントングループの河野会長から調達した」と言い替えるなど言い訳が三転も四転もしつつ嘘を並べ続けたが、鈴木は平成11年当時は刑事被告人の身で身動きが取れなかったうえに、鈴木が創業したエフアールが宝石販売業者のために鈴木の関与が宝林の筆頭株主のロレンツィに知られると交渉そのものが破談になることに西が最大に神経を注いでいた。そのような状況を無視した鈴木の主張を事実上採用した品田裁判長に根拠はなく、関係者の誰もが理解していないだけではなく、読者全員がおかしすぎる判決と断言している。しかも鈴木は和解協議では宝林株の取得資金3億円はA氏が出したことも仕方なく最後には認めたが、品田裁判長はそこまで明白になっても認定しなかった〗(関係者より)(以下次号)

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