〖西と鈴木の密約も西が自殺してしまった事で真相は謎だが、西がA氏に残した言葉や書類等によると、香港に行く前の時点で西が認識していた、鈴木の隠匿している株の利益金は385億円以上で、西が鈴木と密約した自分の配当金額は135億円だったようで、香港でその内の45億円を銀行小切手で受け取る約束だったようだ。西は、A氏に自分が受け取る予定の135億円を譲渡している。その約束を証明するものは西が差し入れた譲渡書だけで他には何もない。しかし、合意書によれば、鈴木が株で儲けた隠匿資産の全てがA氏のものなのだ。鈴木が必死で合意書を否定する理由がここにある〗(関係者より)
〖鈴木は、A氏に株価の買い支え資金を継続的に援助してもらう依頼をする時に債務の返済の事に触れて、「協力をしてもらえないと返済が出来なくなる」と言っている。普通の人間ならば多額の借金がありながら一円も返済していない状況下で新たな資金援助は頼めない。これが鈴木の狡猾さなのだ。自分の負債処理で債権者のA氏に一蓮托生を迫ったに等しい話だ。そうすればA氏から追い込まれることも無くなり、成功すれば一気に挽回出来るとも思っていたのだろう。鈴木の頭の中には人間らしい考えは微塵も無かったようだ。鈴木ほどの悪人はこの世にいないと思う〗
〖鈴木は、自分の資産を管理保全するために毎日、気が休まらない思いをしているのではないか。1000億円以上という資産は我々には想像もできない。しかし、他人を踏み台にして裏切り築いてきた資産を守るのは並大抵な事ではないだろう。人道を外れて生きて来た人間の周囲には真面な人間が集まる訳がない。全員が虎視眈々と自分の隙を狙っている様な疑心暗鬼の中で生きていて、いくら金があっても、悪い予感が脳髄を撫でまわす毎日が楽しいのだろうか。残りの人生がどれぐらい残っているかは誰にも分からないが、今ならまだ選択肢が残っているようにも思う。瀕死の状態でA氏の胸に飛び込んで救われた時の事を、鈴木は忘れたとでもいうのか〗
〖鈴木は、平成14年6月27日に書いた確定日付印がある借用書を否定し、この日にA氏と会っことも否定した。この日、鈴木はA氏への返済金の一部10億円を西に預けているという嘘もついたが、鈴木は「そんなことは言っていない」と陳述書(乙58号証)で言っている。これは、平成11年9月30日付の確認書に関わる虚偽と重なるので、どちらかを否定せざるを得なかった為である。この様な鈴木の、出鱈目な言動を放置して判決文を書いた品田裁判長の責任は免れない〗(関係者より)
〖世界中がタックスヘイヴンへの包囲網を強化していると聞く。コロナ禍で世界中の経済が疲弊している。アフガンの問題もアメリカが弱体化する中で、中国を中心とした国の陰謀が見え隠れしている。世界恐慌の前触れとさえ予告する経済学者もいる。そんな中で鈴木の隠匿資産だけが安全な訳がない。対策を練っているのだろうが、1人では何もできない。しかし、信頼できる人間も周囲には一人もいないだろう〗
〖高級官僚というのは、自分の在任中にトラブルは出来るだけ避けたい。例えば、全国の警察署はキャリアと呼ばれるエリートが若くして署長に赴任してきたときは、任期中にできるだけ署内で不祥事を起こさずに無事に送り出すことに全力を上げると聞く。不祥事が起こった時には署をあげてもみ消しを謀る場合があると聞く。キャリア官僚の経歴に傷をつけない為の気配りらしい。裁判所でも同じようなことが考えられる。税金で養われている高級役人が常に優遇されている現状を早急に改めなければこの国の不正はなくならない〗
〖鈴木という人間の、恩人さえも金の為に裏切るという血も涙も無い非情なまでの人間性は悪の化身といっても過言では無い。和解協議後、A氏宛てに送った手紙で、鈴木は株取引について「私一人で立案し、稼いだ」と述べている。A氏からの買い支え資金の投入が無ければ株価を高値に釣り上げる事ができず、利益を上げる事は不可能であったはずだ。銘柄の一つであった志村化工株では西を身代わりにして罪を被らせた。よくそんなことが言える〗
〖長谷川元弁護士は、鈴木の1000億円超と言われている隠匿資産が話題になる事によっての社会現象について品田裁判長と協議した可能性はあるのか。品田裁判長も株取扱に関しての審議について上司と相談した事は多いに考えられる。証券取引等監視委員会との絡みや国税庁との絡み、ましてタックスヘイヴン地域に審議が及ぶことになると、最悪、外交問題にまで発展する可能性も出てくる。そうなると間違いなくマスコミが騒ぎ出す事になる。裁判所としても避けて通りたい道だったのではないか。もし、そうであるならばA氏を含めた協議も必要だったのではないだろうか。もし、原告と被告の当時者と裁判官の三者が協議していたら和解に向けての話し合いも出来て、裁判の方向性が変わったのではなかったかと思うが、和解協議は行われなかった。鈴木の代理人であった長谷川元弁護士は老獪で酸いも甘いも弁えている。裁判所との間で裏交渉はお手の物だったと思える。あまりにも穿った見方かもしれないが、そう思えるほどこの裁判は普通ではなかった〗(以下次号)