読者投稿 鈴木義彦編③(87)

〖刑事事件の捜査では、初動で現場周辺の聞き込みを誤ると事件は長期化してあらぬ方向に向かう事があるという。民事訴訟の場合も訴状をよく読んで事件の背景を正確に把握しないと善悪が逆転することになる。この裁判の1審は何故か裁判長が3人も変わっている。携わった裁判長にはいずれも訴状内容の理解不足があったのではないかと思う。そして3人の裁判長の引継ぎに裁判所の意向が加わったとしか考えられない〗

〖裁判官や弁護士、その他法律の専門家は清廉潔白な人間ばかりだと思ってはいけないことが今回よく解った。外国のどこかの国では「法律家を隣人に持つことは人生の不幸せ」と言った人がいるそうだが、妙に納得できる。弁護士や法律学者を除いて殆どの法律家の暮らしは公務員として税金で賄われている。そして一般人より高額な収入を得ていて、能力の良し悪しに拘わらず定年までの身分は保証されている。現役時の地位によっては関係団体や大企業への天下りもあって退職後の生活も優雅だと言われている。その中に「国民の為に身も心も捧げて来た」と言える人間が何人いるのだろうか。その中の多くの人間は派閥、学閥の恩恵を受け、自分の欲得だけを考えて生きて来たと想像する。こんな不公平と矛盾が罷り通っている国は日本だけではないだろうが、世の中が馬鹿正直な人間が損をする事になっているのが実情と言って済まされることではない〗

〖鈴木には民事訴訟では「偽証罪」が適用されない事を知っていて平気で嘘をつき通した。そして「民事裁判ではたとえ敗訴しても懲役刑は科せられない。支払命令が出て強制執行されても資産隠匿がバレなければ差押えも出来ない」と開き直って裁判に臨んでいたのだろう。まして、品田裁判長を抱き込んで無理矢理誤審させ勝訴判決を得た。これはもし、再審が棄却されても世論が赦さないような社会的大問題に発展する大事件だ〗

〖鈴木は和解協議後、A氏に送った手紙で「和解書」の無効を訴えたが、どういう心境の変化があったのだろうか。和解協議で鈴木は裏切り行為の追及を受けて言い逃れ出来なくなり、自分から金額を提示して「和解書」の締結に至ったはずだ。その後もA氏に何度も連絡を取り、支払方法を模索する動きを見せていた。突然の撤回の裏には、鈴木が代理交渉人として指名した青田と平林弁護士からの物言いが付けられたと考えられる。結局話はまとまらず裁判を起こす事になったが、全ての元凶が鈴木にある事は明白だ〗

〖裁判では「合意書」の有効性を認めない事で、株取引で得た470億円の利益を闇に葬り去った。品田裁判長と鈴木側とで利害の一致を見たはずだ。自ずと裁判は鈴木側の勝訴となり、470億円という巨額資金が表沙汰にならなくて済んだ。表に出てしまうと税金の問題が表面化する。鈴木は元より、弁護士の長谷川といい裁判長の品田も犯罪収益に群がる同じ穴のムジナではなかったか〗

〖大きな反響を呼んでいる鈴木の事件は、1000億円超という巨額資金が注目されている。世界はコロナ禍の煽りを受けて不況下にあるというのに、恩人から借りた金も返さずに裏切りを繰り返して、株の利益の分配金をも騙し取り、海外に隠匿した金を運用し1000億円超になっているという。こんなご時世だから余計に反感を買うはずだ。それに脱税しているとなると反感だけでは済まされることではない〗

〖加害者だけが真実を知っていて、独りギリギリのところで苦しんでいる。そして良心の呵責に喘いでいるものだと思っていたが、鈴木の様な大悪人には通用しない考えだ。反省の色も無く、被害者に謝罪の意志も無い。嘘を正当化して責任逃れをする。故人となった人にも責任を転嫁する。人間としてあるまじき行為を繰り返してのうのうと生きている鈴木を擁護した弁護士達は社会への責任を果たさなければならない。そして裁判官達は勇気を出して再審申立てを受理するべきだ〗

〖自分の利得を守る為に、他人の利得を阻害することが許されていいものなのか。まして鈴木は、A氏からの借金を返済するための原資をA氏から借りるという考えられない手法でA氏を罠に嵌めた。判決では債務は返済した形になっているが、それは品田裁判長の誤りであって、鈴木がA氏に渡した金員は株取引の利益分配金の一部であり、さらにその10倍以上にも当たる買い支え資金を騙し取っている。裁判では品田裁判長がこの鈴木の卑怯な手法を故意に見逃し、逆に鈴木の悪事の片棒を担ぐ判決を下した。この責任は果たさなければならない。裁判官は誤審誤判を犯しても罰則がないらしいが、世論は決して赦さないだろう〗(以下次号)

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