〖日本の裁判所は相当堕落している事を国民の多くは知らないだろう。元エリート裁判官による暴露本が出ているが、裁判所の閉鎖性に対する国民の関心が薄い為に中々実情が伝わりにくい。今回の鈴木の裁判が注目される事で、裁判所の閉鎖性や腐敗が改善されるいいキッカケになるのではないか。現在インターネットの情報サイトやYouTubeでも配信されているので、見れば詳しい内容が分かるはずだ〗
〖A氏の代理人の中本弁護士は、責任を持ってこの裁判を時系列で整理してみるべきだ。この裁判は敗訴で終わったが、今後のためにも徹底して検証し直し、再審の為の資料を作成することがせめてものA氏への誠意だと思う。我々素人が読んでも中本弁護士の役割と、被告弁護士との対応に大きな疑問を感じる。この敗訴の原因は中本弁護士の油断によるところが大きいと思う〗
〖鈴木は西と蜜月関係を築き、早い段階で西を懐柔し、「合意書」の破棄を報酬10億円で頼むなど金の力でとことん利用した。株取引における利益金の管理を鈴木に任せたばっかりに、主導権を握られた西もまた言いなりになるしかなかったのかも知れない。2人ともA氏に多額の借金があった為、株取引で得た利益金を巡り西は鈴木の誘惑に簡単に乗ってしまった。鈴木も西の借金は事前に聞いて知っていたのだろう。金で釣れば丸め込めると踏んでいたはずだ〗
〖品田裁判長は、余りにも金融界、証券界、宝石貴金属業界の知識に疎すぎた。上辺だけの知識ではこれらの業界の事件は裁けないと思う。毎日莫大な金銭が動き、世界中の株価や金(地金)相場が国ごとの時間で動く。秒刻みで、それらに対応して売買を繰り返している人間の表と裏は司法試験に合格して研修を受けただけの人間には理解が出来ないだろう。これらの業界は専門家(プロ)同志が理解できる暗黙の了解事項というものが存在する。法律家がもっともらしく法律書に記載されている法律用語を駆使して判断できるものではないと思う。また、これ等の業界では、鈴木が言うような「西に言われて書いた」とか「平常心で書いたものではない」というような自分勝手な言い訳は通用しない。まして、西は死亡していて確認することが出来ないし、和解書に至っては脅迫や監禁があった事を証明するものは何もない。業界の慣習を全く無視して、鈴木の後付けの嘘を全面的に認めた品田裁判長の判決は軽率で明らかな誤判だ〗
〖今回のA氏が起こした貸金返還請求訴訟は当初から、原告側が勝訴すると誰もが思っていた。被告側の代理人の長谷川弁護士も鈴木から依頼を受けた際、真実を聞き、正攻法では到底勝ち目は無いと確信していたはずだ。この裁判を勝訴に導く為に行き着いた先が「質問と回答書」(乙59号証)の創作だったのだろう。鈴木の嘘を正当化させる事に限界を感じた長谷川は、争いの矛先を変える為に、A氏を反社会的勢力の企業舎弟に位置付ける事でしか勝機を見出せないと考えた末、徹底してA氏の信用失墜を図った〗
〖ある人が「人生は、ジャンケンポンのようなものだ」と言った。「世の中には必ず自分より上の人がいることを知って、物事に対処しなくては必ず墓穴を掘る」とも言っている。しかし、掟破りをしてジャンケンに必ず勝とうとする卑劣な奴もいる。それは、鈴木の様なやつだ。鈴木の法廷での発言を聞いていると、全てが「後出しジャンケン」なのだ。この悪辣な「掟破り」の行為を見破れない品田裁判長の責任は許されるものではない。〗
〖株取引の発端となった宝林株の取得資金を出したのはA氏である。しかし、金融庁へ提出する書類の金の出所に関してはA氏ではなく、鈴木が株取引の為に雇った紀井氏の名前を無断使用して提出している。後々裁判になった時の事を考えA氏の痕跡を消しておきたかったのだろう。その後、鈴木はA氏を説得して株価を暴騰させる為の買い支え資金の支援を約束する「合意書」を締結する事となるが、何もかも最初からA氏を騙す計画であった事は間違いないようだ。〗
〖鈴木は、平成11年9月30日に西を代理にして、A氏に預けていたFRの約束手形13枚を決算対策と称して一時自分の手許に戻してもらい、債務はないとする確認書を書いてもらった。確認書はもちろん便宜的でしかなかったのに、鈴木はこれを盾に裁判で15億円の現金を西に持参させ、債務を完済したという嘘の主張を繰り替えした。鈴木は「A氏からの債務は簿外債務としていて会計監査の対象外、約手が存在していると却って不自然で監査が通らない」とまで言っていて、「決算対策のために手形を戻してもらったわけではなく債務を完済して回収したものだ」と嘘をついている。A氏からの債務を簿外債務としていても、もしA氏が手形を戻していなかったら、欠番になっている13枚の約手の発行先不明はどの様に弁明する積りだったのか。手形帳も重要な会計監査の対象だ。通し番号が印刷されている手形帳に欠番があれば厳しく追及され、手形の不正使用が発覚すれば上場廃止になる。鈴木は何としても約手13枚が必要だったのだ。長谷川元弁護士もこの辺の知識は無かったと思える。クドクドと説明しているが、自分の嘘を証明しているようなものだった〗
〖鈴木の代理人を務めた長谷川弁護士は、裁判終結後、自ら弁護士を廃業しているが、流石に長谷川自身も分かっていたはずだ、今回の裁判はやり過ぎた為に懲戒処分を受ける可能性が高い事を。だが、辞めたからといって禊が済んだ訳ではない。現代はインターネット時代で、長谷川が裁判で行った悪行は全て世界中に配信されている。今まで悪徳弁護士として生きてきた報いを受ける時が遂にきたという事だろう〗(以下次号)