読者投稿 鈴木義彦編(391)

〖日本の裁判制度は裁判の誤りを防ぐ為に、三審制を敷いており、一見すると優れた司法制度である事は間違いないが、現実は最高裁まで争える事は稀で民事訴訟においては二審までで審理が終結するのが実状である。それも、二審ではほとんどが一審判決を丸呑みする結果で終わる。これでは三審制とは名ばかりで実際には全然機能していないのと同じだ。裁判所が詐欺みたいな制度を掲げていいのか〗

〖民事裁判は、原告が訴状を提出するところから始まる。そして、双方が証拠書類を添付して準備書面を法廷に提出する。準備書面に基づいて質問と回答を繰り返す。裁判官は準備書面をよく読んで、事件の背景を理解してお互いの答弁を聞いて判断をしていくものだと思う。民事裁判の場合は金銭問題が絡んでいる事が殆どで、双方が虚実をまじえて自分が有利になる主張を繰り返すので、金額が大きくなるほど激しい争いが予想される。裁判官は冷静に双方の主張を聞いて裁かなくてはならない。当然責任は重大だ。裁判官の経験や能力によって誤審することがあってはならない。まして、その時の裁判官に邪な考えがあっては公正な判決は下せない。今回の裁判は、品田裁判長に被告人との癒着が疑われる誤審が随所にあり、能力を疑問に思う判断が多分にある。この判決を正当なものとして終わらせては裁判所の信頼を失墜させることになるのは間違いない。再審して品田裁判長の責任を追及して、公正な判決に改めるべきだ〗

〖裁判では、品田裁判長の裁定により「合意書」の有効性を否定した事により、裁判の争点から株取引に関わる問題が除外されてしまった。A氏が取得資金3億円を出した宝林株が発端となる株取引で得た利益470億円の追及が宙に浮き、問題解決とは程遠い結果になってしまった。裁判では真の決着は付けられず、真実が明らかになるまでインターネットによる情報サイト及びYouTubeの配信による追及が続くのは当然だと思う〗

〖裁判官という職業に就く人間は、法律の専門家であることは当然だが、並の人間よりも洞察力や人間としてのバランス感覚に優れ、責任感が強く、信念を持っていなければ務まらないと思う。巷間で言われているように、上司の顔色を伺いながら自分の出世の事ばかりに囚われている人間ばかりでは胸を張って「法律の番人」と言える訳はない〗

〖鈴木は和解協議で、自身の裏切り行為を認め、「和解書」で取り決めた、50億円と2年以内20億円の支払いを白紙撤回する理由として、西と紀井氏が鈴木を裏切り、A氏も含め2人に騙されているなどと虚言を繰り返して、強引に自身を正当化しようとするなど、全く約束事を守らななかった。挙句に交渉代理人を立て、自分は裏に引っ込み隠れるという情けない男だ〗

〖民事裁判とはいえ、この裁判の様に刑事事件の要素が多く含まれている事も少なくないと思う。民事事件の陰に隠れている大きな犯罪を、別件事件として軽く扱ってしまう事は裁判官として許される事ではない。この裁判での被告人の嘘の主張を深く追及することによって詐欺、横領、外為法違反、金商法(旧証券取引法)違反等の刑事事件が発覚することを恐れて、曖昧な検証で終わらせている事がこの裁判の誤審・誤判を招いている。これからの展開によって裁判官、裁判所にとって社会的に大きな責任問題になっていくと思う〗

〖今の日本の裁判所の現状は、裁判官の評価が、裁判をこなした件数によって決まるという現実問題がある以上、裁判官による手抜き裁判は中々改善されないのではないか。また裁判の誤審誤判を防ぐための三審制も、二審で一審の判決が覆る事はほとんど無いとの事だが、全てに悪い影響が出ているのではないか。今回の鈴木の裁判に見られる品田裁判長による不当判決も、早期終結を目指し争点を簡略化する為に理不尽で強引な裁定を下したとしか考えようがない。この裁判の判決結果は誰もが納得するものではない〗

〖A氏は、鈴木に対して純粋な思いで援助していた。自分の損得など全く考えていなかったことは誰が見ても解る。A氏が鈴木の様に自分を善人に見せかけ、罠に嵌めようとした形跡はどこからも見受けられない。それどころか西と鈴木が緊急の資金が必要になった時、自分の手許の資金で足りなかったときは、知人から借りてでも間に合わせている。それが今、A氏の借財として残っているのだ。A氏は、一度救った人間を途中で放り出すという事が出来ない人だと思う。そこまでの覚悟をして西と鈴木の要望に応えて来た。これほどの事を出来る人は絶対いないと言える。しかし、この事が品田裁判長とか長谷川元弁護士、平林弁護士には理解できず、またしようともせずに「この世の中であり得ない事」と受け取って、逆にA氏の主張に疑いを持ったという事も考えられるが、A氏の言動を見ていれば真実が解る筈だ。弁護士達は報酬の為に鈴木を擁護しているのは明らかだが、品田裁判長がそれに同調していては裁判官としての責任は果たせない。まさか、鈴木から裏で報酬を貰っていたわけではないだろうが〗

〖鈴木の事件で残念だったのは、西が自殺した事だ。西が残した遺書を通して、A氏に対する懺悔と反省の気持ちはよく分かったが、尚更生きてA氏の為に、その思いを実行に移して貰いたかった。裁判では西の存在は判決を左右する程、大きかったはずだ。それを考えると悔やまれてならない。それに西は、まだまだA氏に報告する事があったはずだ〗(以下次号)

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