〖1000億円という金額は、ニュージーランドやタイの国家予算に匹敵していて、国を揺るがす金額だ。鈴木が1000億円以上の資産を海外に隠匿しているというのは驚きだ。約500億円を15年間オフショア地域のプライベートバンクに預けておけば1000億円以上になるが、世界経済は目まぐるしく変化している。特に投資の世界は動きが激しく、そんな中で他人を騙した資金を元手に1000億円以上と言われている資産を築いた大罪人の鈴木が今後、大手を振って生きていけるはずはない〗
〖鈴木のA氏に対する株取引による巨額詐欺事件の計画には、西の口を封じる事は必須事項であったはずだ。株取引の投資が全て西による作り話で、A氏を騙し株の買い支え資金として巨額の金を引っ張っていた事とし、鈴木自身は何も知らなかったと、とぼけるつもりだったのだろう。香港で西の殺害に失敗した鈴木は、青田を使い、日本に戻ってきた西に対して、あからさまな尾行を繰り返し、精神的に追い込み自殺させた〗
〖品田裁判長は、A氏と鈴木の間で動いた25億円をもとに、計算上で合うようにA氏が請求する債権を選別したのではないか。それ以外の債権債務は認めず、株取引があった事実も全面的に排除した。そう考えると、合意書と和解書を強引に無効にせざるを得なかった。西が持参した15億円全額を鈴木の債務返済金にしてしまったことも頷ける。しかし、そんな判決が認められるはずはない。何故、誰も納得できない判決を品田は思いついたのか。全く許しがたい人間で、裁判官としての資格は全くないから即刻辞めるべきだ〗
〖裁判には「裁判官の忌避」という制度があって民事裁判の場合は当事者が申立てを行うことができる。申立ての理由としては、①裁判官が担当する事件の相手方当事者と特別な関係にあると感じた時。②裁判官が訴訟手続外において既に一定の判断を形成していると感じた時。③公平で客観性のある審判を期待する事が出来ない時。④裁判官について裁判の公正を妨げるべき事情がある時、等だという。この申立は残念ながら訴訟中に行わなくてはならない制度で、そう感じた時から3日以内に書類で申し立てる(口頭でもOK)。驚くことに、この裁判の品田裁判長に全てが当てはまる事項なのだ。A氏側の中本弁護士は、裁判が始まって品田裁判長の言動から何かを感じなかったのかと思う。この手続きが認められると裁判が中断されるが、再開された後の裁判官の心証が悪くなる可能性が高いと言われているので裁判官の心証を過剰に気にする弁護士は思い切った申立てをしない場合もあるらしい。いずれにしてもこの様な制度があるという事は過去に「裁判官の忌避」の申し立てが少なくなかったのではないだろうか。品田裁判長の裁定は「裁判官の忌避」に充分すぎるほど匹敵する内容だったと思う。この制度は、申立が認められた場合は、当該裁判官をこの裁判から排除し、裁判の公正及び、信頼を確保する事を目的としていると言われているが、引き継いだ裁判官が公正な判決を下すとは限らない。裁判所はそれほど信用できない組織だ〗
〖鈴木は常に騙す対象を物色していたのかもしれない。最初は西をターゲットに狙いを定め、近づき付き合う中で、スポンサー的存在のA氏が浮上してきた事により、矛先をA氏に転換して計画を練ったのではないか。その際A氏から信頼がある西を籠絡し、最大限に利用したのだろう。西は西で、A氏より融資を受ける為の新たな口実として鈴木を利用しようとしたが西より何倍も上手であった鈴木に逆に利用され、最後には自殺するまでに追い詰められてしまった。鈴木は血も涙もない大悪党だ〗
〖鈴木は親和銀行事件で逮捕された後にエフアールの取締役を辞任し、株主でもなくなったから、翌年の決算は鈴木にとっては関係が無かったはずだ。しかし、それは表向きのことで、A氏からの借入で預けた約束手形13枚はエフアールでは簿外だったから、これが表面化すると、鈴木は会社の金を私物化しエフアールに損害を与えたという別の容疑がかかり、保釈も取り消される。株取引を開始した最初の宝林株で予想外の利益を掴みかけていることも捜査側に知られ、さらに罪は重くなっていた。A氏が、長谷川が言うようなプロの金融屋であれば、鈴木をどこまでも追い込んでいたに違いない〗
〖鈴木のような奴は、社会の裏側に潜んで、今も誰かを欺いているのだろう。自分を正当化する嘘をつきながら見苦しい振る舞いをしていて他人から相手にされなくても、自分の欲を満たす為には平気で他人を踏み台にしながら悪事を繰り返す。そして、独り寂しく朽ち果てていくのだろう〗
〖今回の鈴木の不当裁判に対して最終的に再審が認められたら、長谷川による捏造され創作された「質問と回答書」(乙59号証)等は虚偽の証拠として白日の下に晒される事になるだろう。法解釈を歪曲し理不尽な判決を下した品田裁判長への責任追及は必至で、不正義極まる権力犯罪として弾劾されるべきだろう。この裁判は、裁判所全体に関わる問題として最高裁の大谷長官は真剣に取り組む必要があるだろう〗
〖鈴木は何故、逮捕されないのか。明らかになっている犯罪疑惑だけでも、十指に余るほどで、10人前後の犠牲者たちの現場を事件として捜査し直せば、必ずそれぞれで容疑が浮上するのではないか。志村化工株事件で鈴木を取り逃がした検察は必ずリベンジを果たすに違いないし、金融庁や国税も眼を凝らして鈴木を監視している。揺さぶれば真相を明かす関係者が全くいない訳ではないはずで、青田や茂庭、プライベートバンクの担当者等から些細な情報を集めて分析すれば、解明の糸口が見つかるだろうし、本当に口の軽い人間は自分が助かりたいために鈴木を簡単に売ってしまうだろう〗(以下次号)