〖人間は、不幸・貧乏・病気でないと思い上がってしまう生き物らしい。健康で裕福で旨い者ばかり食べていると堕落してしまうというが、人間は皆、裕福で健康な状態になりたいと思って辛い時期を我慢して乗り越えていく。ただし、そんな時期があった事を忘れては駄目なのだ。その時に受けた情や恩を忘れない人だけが幸せになれる権利がある。それを忘れて幸せに思える暮らしをしている奴は地獄のご馳走を味わってもらうしかない。それが公正で平等という事になるのだ。鈴木は今のままでは地獄のスープを飲む事になる。忘れないで肝に命じておけ〗
〖西は香港での自身に対する殺人未遂事件を受けて、帰国後、A氏に今までの裏切りの真相を明かしていくが、全てを話した訳ではなかった。西としては命を狙われた事で鈴木の意思をようやく悟り、敢えてA氏の前で裏切り行為を小出しに暴露する事で、利益金の残金を払わせる為のプレッシャーをかけようとしていたのではないか。紀井氏から聞いている株取引の利益総額が470億円に上るという事と、合意書破棄の報酬として10億円は除いて利益金の一部として鈴木から30億円を受け取っている事実を西はA氏に話していない。西と鈴木の間では金を巡り熾烈な心理戦が繰り広げられていたのではないか〗
〖鈴木には感謝や誠実さが全く感じられない。クラブに飲み行けば、気に入ったホステスに開口一番「俺の女になれ」と言う感覚は自分以外の人間をモノにしか見ていない典型的なものだ。だから平気で人を踏み台にしたり犠牲に出来る。自分の欲得だけを満たそうとすることしか考えられない、鈴木のような極端なワルは、それこそ立小便をしただけでも死刑にするくらいの姿勢で臨むべきだ〗
〖鈴木は、自分の欲望を満たす為に悪知恵は駆使するが、それ以外の全ては他力本願だ。他人を欺いて自分の勝手な目的達成のために言葉巧みに資金援助を懇願する。資金調達の際にはどんな約束もする。しかし、目的を達成すると約束や約定書を自分勝手な理由を述べて反故にする最低最悪な人間なのだ。人として絶対に守らなければならない道理をも平気で無視をする。借りたものを返さない、「感謝する」という気持ちを持たない。目的を達成したのは自分一人の力だと大きな勘違いいている。そういう生き方をして来て鈴木は今、何時沈むかもしれない泥船に乗っている事さえ気付いていない〗
〖今回の裁判で一貫して言える事は、品田裁判長の姿勢が公平性を極端に欠いているという点だろう。裁判官は公明正大であらねばならない。これ程迄に被告側に偏った裁定を下す品田裁判長には、何か裏があると疑われても仕方がない。被告側には何も確定的な証拠が無いにも拘らず、主張や証言だけを取り上げて鵜呑みにする品田は自己判断力に欠け、裁判官としてのポリシーにも反する行為を平然とやってのける。即刻裁判官を辞めるべきだ〗
〖西は鈴木が悪質な事件屋で人を騙したり裏切ったりするのは平気の人間と分かっていたのではないか。それでもA氏に紹介して融資の算段を付け、株取引の買い支え資金を出してもらったとすれば、西も相当に悪質だ。親和銀行事件で西も捜査当局から事情を聴かれたようだが、その際に西が銀行の役員たちと協議しているビデオを見せられ、愕然としたという。鈴木が自分の罪を軽くするために西を強引に巻き込んだのではないかと疑ったと書き残したレポートに記している。また、株取引の最中に相当の損失が出て、それを補填するように鈴木に言うと、鈴木はそれまで見たこともないような形相で西に噛みついたという。これもレポートに書き残している。西には鈴木の本性が分かった時点でA氏を交えた協議を鈴木に指示するべきだったのだ〗(関係者より)
〖人間は、殆どの人が自立を目指して努力するものだが、他人を思いやる精神という物が無ければ本当の自立は出来ない。鈴木は、A氏を裏切って1000億円という途轍もない資産を隠匿していると言われているが、0から出発して掴んだものではない事は自分が一番知っているはずだ。確かに大きな果実を実らせたかに見えるが、その種は誰から施されたものなのか。種を恵んでくれたA氏の思いやりのお陰ではないのか。このままでは大事に育てたはずの果実が腐って全てが地に落ちてしまうだろう。元も子も失う事になるのは目に見えている〗
〖裁判では「合意書」の有効性を立証する為に、鈴木の元で株取引の売りを担っていた紀井氏が、株取引の銘柄ごとの利益をまとめた「確認書」と証言で鈴木の裏切り行為の真実が明かされる事になったが、それに対して鈴木は紀井氏の事を「ただの電話番」と言っていたようだが、そのような人間に対して利益折半と言う訳がないことくらい気付かないのか。品田裁判長は「株の動向を知りえる立場にはなかった人間」と決めつけ無視している。鈴木は否定する為に仕方がないにしても、品田は裁判官として、余りにも株の知識に関して無知過ぎる。紀井氏がその立場にいたから合意書に基づいた株取引が実行され、その証として「確認書」の作成に至ったのではないか。また品田は何をもって紀井氏がその立場にはなかったと断言しているのか。品田裁判長の判断には全てにおいて法的根拠が全く無い。紀井氏が偽証罪になる嘘をつくはずがない〗
〖平林と杉原の両弁護士に対する懲戒請求で、両人の答弁書(反論)を見ると、明らかに杉原の方が悪質な人間だと思わせる。裁判で鈴木の虚偽を正当化するために、平林と長谷川がさらに多くの虚偽主張を重ねる弁護をし、特にA氏をトコトン誹謗中傷した「質問と回答書」(乙59号証)の提出に何の異議も挟まなかったことについて、平林は乙59号証が弁護士として度を越えた内容になっている事実には触れず、ただ、長谷川が出したものだと言って自分の責任を回避しようとした。つまり、乙59号証が全て虚偽に満ち溢れて、事実と真実をひどく捻じ曲げていることを暗に認めていることが窺える。それに対して杉原は、平林のように弁解するどころか、鈴木を知らない、宝林株取得資金の出所は依頼主に聞いたの一点張りだった。自らの過ちを一切認めようとせず、反省の色さえ見せないのは、杉原が明かな確信犯である証だろう。杉原が宝林株以前から鈴木と同様の罪を重ねてきた疑いは濃厚だ〗(関係者より)(以下次号)