〖鈴木が法廷で言っている事は全てが嘘だ。悪徳弁護士達の協力で嘘を正当化して来た。A氏や関係者は自分たちの主張が通り勝訴は当然のものだと考えていたと思う。鈴木の裁判までの行状からして様々に卑怯な手段を使って反論してくることを予想はされても、A氏側には証拠書類も揃っていて証人からの陳述書も法廷に提出する準備も整っていた。鈴木の不正は認められるものではないと信じて裁判に臨んでいたと思う。しかし、A氏の代理人中本弁護士には弁護士として失格と言える程の油断があった様だ。裁判はA氏の予想通り、鈴木側の苦しい言い訳が続いた。鈴木側の物的証拠はA氏がFRの決算対策の名目で便宜的に作成交付した「確認書」のみで、他には提出されていなかった。しかし、被告は同じような答弁を繰り返し、裁判の速度も遅く、裁判官たちの事実認定にも大きな疑問が生じ始めた。鈴木側の嘘の主張が支持されるようになり、A氏側の証拠書類が否定され続けた。まして証人の証言や陳述書が全て採用されないという異常事態が起こり始めた。A氏側の代理人弁護士の対応も遅く被告の弁護士に押されっぱなしの状況になった。A氏は中本弁護士の報告を聞いていて不安に感じたが、時すでに遅かったようだ。特に鈴木の代理人弁護士の長谷川は、老獪で裁判戦術に長けていて、違法同然の弁護を繰り返し、中本弁護士を圧倒し続けた。長谷川弁護士は人間として許せない戦法を駆使してまでも鈴木を擁護し続けた。それが「質問と回答書」(乙59号証)という陳述書だった。長谷川弁護士は弁護士として禁じ手を使ってしまった。その証拠に、この裁判が終わって間もなく懲戒を恐れて弁護士資格を返上してしまった。この様にして裁判はA氏が敗訴してしまった。しかし、この裁判は品田裁判長による誤審に次ぐ誤審で誰もが納得できない不公平な判決が下された。控訴審も原審を丸呑みする形で終わり、A氏の控訴は棄却されてしまった。裁判所の腐敗も手伝って控訴審が控訴審としての機能を果たさないというのはあまりにも異常だ。今後は再審が受理され、正当な判決が下されなければ、現状の裁判官、裁判所への信用、信頼は完全になくなってしまう〗
〖裁判では絶対的な権限を有すると言われる裁判長を味方に付けた側が勝訴する。裁判長が下す判決が全てだ。その鉄則を熟知している長谷川は裁判官等に対するA氏の印象を悪くする為に悪知恵をフルに使い創作した「質問と回答書」(乙59号証)なる全く虚偽の“武器”を提出した。ありもしないA氏と暴力団の密接な関係を説き、鈴木に家族まで危害を加えられる恐れがあること等を証言させ、A氏に対する悪印象を裁判官に徹底的に植え付けた。今、反社会的勢力に位置付けられたら全てが認められない。老獪な弁護士長谷川の狙いはそこにあったのではないか。判決の直後、長谷川は優秀な弁護士と評価されたかもしれないが、今や日本史上最悪の弁護士だったという声も少なくないようだ。身内にもいつまでも影響するだろう〗
〖品田裁判長は、西が鈴木の依頼や指示でやったことの全てが西の独断であるとしなければ、鈴木の主張や証言を採用できないと考えたのではないか。FRの手形でA氏から金を借りる際に西が手形を回さないで欲しいと書いた「お願い」の書面、親和銀行事件で保釈された鈴木の再起を促したいと言って、A氏から超高級時計13本(上代約45億円)を4億円で販売委託を受けた際の書面に「鈴木義彦代理人」と書いたこと、志村化工株事件で逮捕起訴された西は鈴木の事件への関与を一言もしゃべらず鈴木を庇い、保釈された直後の平成14年6月20日に、「今後は株取引の利益が大きくなるので」と言って、鈴木の債務(年利や遅延損害金の計算で違うが、年利15%で計算すると40億円超。本来鈴木からの希望の金利は年36%、遅延損害金年40%であり、40%で計算すると70億円をオーバーしていた)の減額をA氏にお願いして、25億円にしてもらったこと。西は事件で逮捕される直前に鈴木と英文の合意書を交わし、利益総額の1/3以上を受け取る約束を鈴木にさせていた。それが、念頭にあったかもしれない。こうした出来事の詳細を検証すれば、鈴木を支持して株取引に関わる部分を排除するなどという、あまりにも乱暴な判決を出すことは不可能だった。だからこそ品田裁判長は、西が鈴木の代理人として動いていた事実や経緯を悉く否定して排除するしかなかった〗
〖A氏は、鈴木が親和銀行事件で有罪刑が確定し、執行猶予で釈放されて愛人のマンションで朝から酒浸りになっている鈴木を見ていた西が「鈴木を慰労で温泉にでも連れて行ってやりたい」と言った時に、西にその費用として100万円を渡したらしい。西の馬鹿さ加減にも呆れるし、A氏から莫大な支援を受けながら浪費を繰り返している西には「それぐらいの金は自分で出せ」と言いたい。西はセコイ男だ。逆に、釈放の報告にも来ず、逮捕前に多く世話になった事へのお礼にも来ていない鈴木に、これ程の情を施せるA氏の器量の大きさには感心させられる〗(関係者より)
〖鈴木の権謀術数にまんまと嵌った西は、株取引における巨額の利益金を期待し、A氏を裏切り続けた。その過程で鈴木から利益金の一部として30億円の大金を貰った事で鈴木に対する不信感を掻き消し“毒を食らわば皿まで”と考えたのか。だが西も認めている様に、一枚も二枚も上手の鈴木から次々と毒を盛られた西の終着点は自らの命を縮めることしかなかった〗
〖西は身近な関係者に「俺は世界で一流の仕事師になる」と豪語したというが、鈴木には徹底的に利用され命まで落とすことになった。人の信用を逆手に取って、騙し裏切るのは最低の人間だが、鈴木はそれ以上の極悪ではないか。鈴木のやっていることは、単に人を騙したり裏切ったりしているだけではなく、自分に都合が悪くなれば、例えばA氏の代理人に就いた利岡を、青田に指示して懇意の暴力団に襲わせるという、とんでもないことまでやってのける。鈴木の悪事には際限が全くなく、人間としての自制、抑止という発想が全く働かない。こんな人間は本当に珍しい〗
〖鈴木は、タカラブネ株を大量購入していた山内興産の末吉社長に株価を高値誘導することを仄めかし、200万株(時価約20億円)を騙して預かった。鈴木は西に指示して高値誘導したタカラブネ株を末吉社長には無断で、高値で売り抜けた。その金をFRと個人の資金繰りに流用している。この件は株の返還と損害賠償請求で告訴されたのだったが、鈴木という奴はA氏を裏切りながら他でも同様の悪事を多く重ねている。そして、西もいつも一口噛んでいる。正に鈴木の掌で踊っているだけだ。最低としか言いようがない〗
〖裁判で鈴木は西に代理人として委任した事は一度もないとしているが、実情は鈴木に懐柔された西が、操り人形と化し鈴木の代わりに前面で動かされたのが実態だった。全ての責任を西に押し付ける事が出来るからだろう。犯罪者の主犯格はほとんどが裏から手下に指示を出し表に出てこない。追及を逃れる為だ。西も鈴木と共にA氏を裏切り、その事が同時に鈴木にとって西の弱みを握る事に繋がったと言える。最終的に全ての責任を西に負わせる計画だったのは間違いない〗
〖宝林株の取引で160億円という予想外の利益を得た時、鈴木と西は、なぜそこで踏み止まらなかったのか。普通に考えれば、利益を3等分しても一人50億円以上になる。鈴木も西も返す気はさらさらないのに、A氏への債務を返済したら、手元には何も残らないと考え欲望をたぎらせた。まさに鈴木が西を裏切らせるときに使った唆しの言葉だ。しかし鈴木の株取引への取り組み方は全てが犯罪だ。鈴木は宝林株の利益からA氏や西に無断で親和銀行に和解金約17億円を払って執行猶予付きの有罪判決を勝ち取った。それだけの利益を生み出す才能が自分にはあるとでも思ったか、株式市場が打ち出の小づちにも見えたのか、鈴木は暴走を本格化して、周囲の関係者10人前後を自殺に追い込もうと、行方不明になろうと、お構いなしに犠牲を強いた。その成果が約470億円という金額になり、今や1000億円を超えるとまで見られている。しかし人の命と金を天秤にかけてまで強欲を満たそうとした鈴木や身内が受けるべき制裁は計り知れないほどに重い〗(以下次号)