〖合意書締結の目的は、継続的に買い支え資金の援助を受ける事だった。この事を品田裁判長は認識していない。継続して支援をしてもらう様に熱弁を振るってA氏を説得した鈴木が「一度も合意書に基づいた株取引は行っていない」というのは辻褄が合っていない。この発言だけを取っても、鈴木が法廷で合意書を全面否定して無効を主張したのが嘘だという事がすぐに分かる。しかし、品田裁判長は合意書作成に至る経緯を全く無視した。合意書締結に当たってA氏は何も条件提示はしていない。全てが西と鈴木の提案通りだった。条件があったとすれば、西と鈴木が期待通りに株の売買を成功して欲しいという厚い情と好意だけだった。この合意書の有効、無効は株取引の有無を証明する原点なのだ。品田裁判長はA氏の思いも汲み取れず、合意書締結の経緯を無視して原点から判断を誤った。それが間違いなく誤判へと繋がっている〗
〖宝林株800万株の売却話は証券会社の課長から西に持ち込まれ、平成11年5月31日に売買契約が成立しているが、その宝林株の受け皿(ペーパーカンパニー3社)を用意したのは鈴木である。宝林株の受け取りもペーパーカンパニーを用意する為に鈴木の依頼で動いたフュージョン社の町田修一と川端某であった。この鈴木の動きは宝林株で確実に利益を上げるとした確信的な行動に見える。さらに翌6月1日付で金融庁に大量保有報告書を提出しているが、その際に資金を実際に出したA氏ではなく、鈴木が株取引の為に利益折半で勧誘した紀井氏の名前を無断借用し、資金の出所として虚偽の書面を作成し提出している。これだけの事前準備をした上で、平成11年7月8日にA氏に対して株価を安定的に高値維持させる為の資金支援の相談を持ちかけ、懇願し「合意書」締結に至っている。A氏をターゲットにした、用意周到に計画された詐欺である。しかも、鈴木は株取引で得た利益を独り占めすというあくどすぎる裏切りまでやってのけたが、この事件のために10人前後の人間が犠牲になっている。鈴木と長谷川の責任はとてつもなく大きすぎる〗
〖親和銀行からの100億円を超える不正融資、山内興産に対するタカラブネ株の20億円以上の詐欺横領など、鈴木の犯罪行為はエフアール時代から連綿と続いている。この2件を処理するための和解金も宝林株の利益の一部を横領するという犯罪を重ねたが、鈴木は親和銀行事件で執行猶予を取るために必死だったとみられる。これらの和解工作は鈴木自身がしでかした悪事への反省からではなく親和銀行事件での実刑を恐れたことがよく分かる。そしてさらなる犯罪がA氏を巻き込んだ合意書の作成と株取引の実行だった。20億円を超える和解金の支払いを見ても、刑事被告人の立場にあった鈴木がおいそれと用意できる金額ではないので、合意書に基づいた株取引で得た利益を鈴木が一人で無断で使っていることは明白だ。西から照会を受けて以降、鈴木はどれだけA氏に助けられてきたか、A氏に関わった人間は全員が分かっていることだが、鈴木にはA氏の心情に感謝し恩義を返す心が全く無かった。ここまで悪い人間はどこの世界を探してもいない。家族や身内は鈴木に対して何を思っているか。よくやったと思うか、それとも謝罪して約束を守り、解決して世間から後ろ指を差されないようにしてほしい、今後の家族のためにも悪い影響がないようにするべきだと考えるか、特に鈴木と長谷川の家族にはぜひ聞きたい〗(関係者より)
〖鈴木は自ら直接手を下さず、相手を罠に嵌めて自滅を誘うという卑劣な手段を得意としている。そして、その事を知っている人間を排除することによって自分の秘密を死守してきた。事情を知る人間が一人でも多くいなくなれば、他の誰にも気付かれていない悪事は無かった事になり、証拠がない為、法では罰せられない。鈴木の常套手段を最後まで見破れなかった品田裁判長の責任は重大だ〗
〖鈴木は常にきな臭い匂いを漂わせている人間だ。鈴木が繰り返す犯罪は詐欺に留まらず、今まで鈴木と関係してきた10人前後の人間が自殺や事故死、行方不明といった不審死を遂げている。これは尋常では無い。コールドケースと呼ばれる、いわゆる未解決事件。 特に、迷宮入りした凶悪犯罪として処理されていれば再捜査の可能性はあるだろうが、自殺や行方不明だと操作は難しいのか。しかし、これだけの偶然が重なる事は絶対にない。鈴木が間接的にせよ関与している疑いは濃厚だから、一つでも端緒が見つかれば、鈴木はあっという間に取り調べを受ける。日本史上最悪の事件となるだろう〗
〖金融庁に提出した株の大量保有報告書で、杉原正芳弁護士は無断で「紀井からの借り入れ」と名義を使ったが、今も紀井氏に経緯を説明していない。杉原は、鈴木が数多く用意した実体のないペーパーカンパニーの常任代理人に継続して就いてきたが、ペーパーカンパニーの数が100社以上ともなれば、弁護士の資格の問題だけではなく立派な犯罪だ。ところが、杉原は懲戒請求を受けて弁護士会に提出した答弁書で「紀井の名前は依頼会社から聞いた」と平然と嘘をつき、揚げ句に「鈴木という人間は知らず会ったこともない」とまで主張した。鈴木が裁判で「杉原のことは知らない、話したこともない」と言っている証言を援用しただけで、杉原が鈴木から聞かなければ紀井氏の名前を知ることもできず、杉原が言う依頼会社は鈴木が用意したペーパーカンパニーだった。鈴木に頼まれなければ杉原が勝手にできることではない。杉原は鈴木の犯罪加担の確信犯あるから、その責任を自覚して即刻弁護士を辞めるべきだ〗
〖親和銀行事件で保釈された鈴木が自暴自棄になって酒浸りになっているのを見て、西は励まし続けたらしい。西は鈴木の当座の資金繰りのためにと考えて、A氏から最高級時計のヴァセロン4セット(上代40億円)と高級輸入時計のパティックやピアジェ等合計13本を安価で販売委託してもらい、鈴木に渡したが、鈴木にはそれを販売せずに知人に担保として預けて6億円を借りたという。鈴木はこの時A氏に保釈の挨拶にも逮捕前の借入のお礼にも行っていない。人道を外していても平気でいられる人間なのだ。鈴木の無礼さには呆れてものが言えない。この自暴自棄という姿も西の同情を買う芝居だったのかもしれない。コイツは最低最悪の人でなしだ〗
〖詐欺師は皆、鈴木の様な人間とは限らない。騙す内容にも程度があり、タイプも色々いるだろう。だが鈴木は一般的に言われている様な詐欺師とは違う。単純に欲が深いというレベルではない、相手の心理を読む事に非常に長け、それを上手く利用して利益独占を企む。A氏からの借金と株取引ではA氏が信用していた西を籠絡する為に、一緒に酒を飲み、親和銀行から不正融資を引き出すために田中森一弁護士を顧問につけさせるなど悪事に引き込んだ。西会長と煽てあげて西をいい気分にさせる。そこでA氏との関係に対する情報を嗅ぎ取り、まずは手始めに何らかの名目でA氏から詐取した金を掴ませる。そうやって鈴木の協力者に仕立て上げられた西は、その後の株取引による利益の分配金という、鈴木の気持ち次第でどうにでもなる約束を信じ込まされ、裏切り行為に加担し続けた。挙げ句の果てが、西にとっては自殺という逃げ場のない選択しかなかった〗
〖鈴木は、和解後にA氏に何度も電話をする中で「金額欄が空欄の和解書のコピーをください」と言ってきたが、それは自分が行方をくらませて青田を代理人に就ける準備のためだったのか。金額欄を空欄にしたのは、側近の紀井氏に「青田は口が軽いから何も喋るな」と口止めをしていたため、和解書が知らないうちにコピーされるのを恐れたのかも知れない。和解書のコピーは青田光市が京王プラザホテルのラウンジまで取りに来るということだったが、青田からA氏に電話が入り、A氏が自ら行くと言ったら、青田は「いえ、社長ではなくて部下の方に持って来させてください」と言って、A氏と会うのを避けた。よほどA氏の顔を見るのが怖かったのか、日頃は相手を脅してばかりいる青田の度胸の無さが見て取れる。その後の交渉で青田と平林は鈴木が和解協議の場で強迫されたと強く言い出したが、金額欄が空欄では不自然過ぎて、どんな主張をしても整合性などあるはずがない。それに青田は口が軽いと、以前より何回も言っていたようで、青田には和解の金額等も一切知らせたくなかったはずだ。鈴木が青田に悪事を頼むことは日常で、一番身近で頼みやすい人間であったが、金銭が絡むことになると平気で青田にも嘘をつくようだ。株取引の利益についても紀井氏に「青田は口が軽いから絶対に言うな」と口止めをしていたくらいだった。ここまでの極悪人はいないというのが関係者や読者全員の声のようだ〗(関係者より)(以下次号)