〖志村化工株の事件で西が逮捕され、平成15年7月30日に懲役2年、執行猶予3年の判決を受けるまでは西と鈴木の関係は良好だった。この件は、検察庁が鈴木を逮捕するためにまず、西の事情聴取から始めたものだった。それを知った鈴木は西に「会長(西の事)が実刑になっても、出所後は会長の言う事は何でも聞くので私の事は一切喋らないでほしい」と土下座して頼んだ。西は鈴木が逮捕されると、合意書に違反して株取引で隠匿している莫大な利益金が暴かれ、自分の配当分も受け取れなくなることを恐れた。そこで、西は鈴木と密約を交わすことで鈴木の罪を被ったのだった。しかし、判決が下った後は鈴木の態度が豹変した。西が判決後の9月に鈴木から連絡があり、西麻布の喫茶店で会った。鈴木は西の事を「西さん」と呼ぶようになっていて、「西さんへの毎月の生活費の支払いをそろそろ止めたい」と言い出したので西は驚いた。さらに平成17年9月になって西が「執行猶予が切れたら逮捕前に約束した利益配当金の支払いを実行して貰いたい」と話した。西はその時には鈴木が隠匿している利益金の額が300憶円を超えている事を知っていた。そして、西がA氏の話を出すと鈴木は、「A氏は自分とは関係ない。西さんが自分の取り分をどうしようと勝手だ」と言っていたという。西もその時に鈴木を諫めることはしなかったらしい。この2人は自分の取り分だけに執着して肝心のA氏の事は蔑ろ(ないがしろ)にしていた。とんでもなく自分勝手な連中だ〗(関係者より)
〖平成11年7月8日に、A氏と西と鈴木の三者間で「合意書」契約が締結された。この時、鈴木が株取引での買い支え資金の支援をA氏に熱弁を奮って懇願していた。しかし、その時には既に西と鈴木の思惑は合致しており、この株取引には卑劣な裏切りが潜んでいた。そもそも鈴木に利益金の管理を任せたのが間違いのもとで、西はもちろんA氏にも利益金の把握が出来なくなり、鈴木の強欲により独り占めされてしまうという、西にまで裏をかいて真実を隠すという鈴木の罰当たりな裏切りが進行していた。本当にこの男は人間ではない。息子や娘の今後の人生は海外で送るしかないと思うが、海外でも知れ渡って無理ではないのか。長谷川の息子や孫も同様になるのでは〗
〖間もなく逮捕されるという人間にさえ温情をかけて対応してくれたA氏に対して、鈴木は後ろ足で泥をひっかけるようなことを繰り返した。鈴木が親和銀行事件で逮捕される3日前の平成10年5月28日に、鈴木はA氏から逮捕情報を聞き、その場で8000万円を借り、さらにその前に言い値の3億円で買ってもらっていたダイヤと絵画を「売らせてほしい」と言って念書を差し入れ持ち出した(絵画は一度も持参していない)。ところが鈴木が持参した借用書には8000万円の返済日が6日後の6月3日になっていて、返済は不可能な期日を平気で書いている。持ち出したピンクダイヤは現品の返還も販売代金の支払もしなかった。鈴木は逮捕されることを知って現金に換えられるものを換えようとしたのだろうから、清算する気など鈴木には全くなく、ここまでの裏切り者は世界中を探してもいないのではないか。裁判で勝ったからと言って、それで鈴木のやったことに全て正当性があると思ったら大間違いだ。品田裁判長が鈴木の嘘を見抜けなかった(あえて黙認した可能性が高い)だけのことで、社会が許すわけがない〗
〖西と鈴木は、自分達の密約を果たすことを相談する一方で、鈴木の債務額40億円を25億円に減額してほしいとA氏に頼んで了承してもらっている。その理由は「今後、株取引の利益が大きくなるので」という事だった。A氏に配当金を支払うつもりもない癖に、ここまで卑劣な裏切りが出来るものなのか、どんな神経をしているのか理解出来ない。西は責任を感じ自殺をしたが、鈴木は絶対に許しておいては駄目な人間だ。日本だけでなく、世界中より鈴木の身内も白い眼で見られるだけで済むことではない〗
〖西は鈴木と出会う以前からA氏と付き合いがあり、多額の支援を受けながら事業に励んでいたが、資金繰りが上手くいかず状況が思わしくない事をA氏には隠していたという。そんな時に表向きは鈴木を助ける為という大義名分ができ、A氏から鈴木が受けた融資の一部を西が流用していたとしても不思議では無い。それが弱みで鈴木に付け込まれた可能性は十分に考えられる。西は鈴木を利用したつもりが逆に利用され、蟻地獄にA氏を引き摺り込んでしまった。西も息子の内河陽一郎も人間として最低と見られているが、鈴木はそれに輪をかけた極悪人だ〗
〖親和銀行事件の発端は辻田頭取への美人局で、青田光市が盗撮に関与した揚げ句、総会屋と暴力団を排除すると頭取や同行幹部に取り入って、巨額の融資を引き出したという話を西は鈴木自身から直接聞いたという。そして、担保価値のない土地や宝石のほかにA氏から預かった何万点という大量のリトグラフを無断で持ち込んで100億円以上の金を騙し取ったという。鈴木のやっていることは全て犯罪であり、A氏に対する身勝手な裏切りだ。自分さえよければ、後はどうなろうと構わないという鈴木の強欲は必ず制裁を受けるはずで、案の定警視庁に逮捕された。今後は身内全体に取り返しのつかない迷惑をかけることになるが、それも当然の成り行きだ〗
〖A氏と、西、鈴木が平成18年10月16日に合意書に基づく株取引の利益配当金について和解協議をしたという事は、合意書が破棄されていない事を知った鈴木が仕方なく合意書を認めたことになる。この時点でA氏はまだ隠匿している利益金の実態(約470億円)を知らなかった為に60億円を前提に和解書が作成されている。鈴木は裁判で脅迫を受け監禁されていて、本意で署名指印したものでないと無効を主張したが、鈴木は「西の言い方が気に入らないので和解書には書きませんが、社長には大変お世話になったので2年以内に別途で20億円を支払います。信用してください」と言っている。和解協議の支払総額は70億円である。脅迫を受け監禁され心裡留保状態の人間が、口頭であっても、こんな約束をすることは有り得ない。品田裁判長は何を根拠に無効にしたのか。和解後に鈴木がA氏に送った2通の手紙で明白である。余りにも軽々しく鈴木の主張を支持し過ぎている。品田の誤判により、どれだけ多くの人間が苦しめられているか。それに、鈴木の1000億円以上の脱税を見逃す責任は大きすぎる。再審が出来なければ、即刻辞職するべきだ。世間が絶対に許す訳がない〗
〖西と鈴木は綿密な計画の下でA氏に株の買い支えの支援をお願いしたと思う。二人に共通していた事は過去の株取引で恩恵を受けた経験があり、今の自分達の状況を一変させるには取得した宝林株の取引で勝負するしかないという考えで一致していた。また西には鈴木の株投機の知識が必要であり、鈴木には西のスポンサーA氏の資金力が必要だった事から利害の一致が見られ、株取引に関わる2人の謀略が本格化していったのだろう〗
〖鈴木は合意書に違反して株取引の利益をA氏には無断で勝手に流用していた。親和銀行事件で鈴木は執行猶予が付いた有罪判決を受けたが、それは銀行との和解があったからで、和解金約17億円は株取引の利益からの流用だった。他にもタカラブネ株を騙し取った山内興産に対しても約4億円の和解金を支払ったが、これも株取引の利益からの流用で、鈴木は20億円を超える利益をA氏と西には無断で横領したことになる。裁判官たちは合意書の有効性を認めなかったが、現に株取引が実行され、鈴木が利益を享受している裏付けになるではないか。鈴木の嘘をどうして見抜けなかったのか、あまりにもおかしすぎる。判決の裏に何かが潜んでいると考えざるを得ない〗 (以下次号)