読者投稿 鈴木義彦編(292)

〖最高裁判事には4つのタイプがあるという。A型は人間としての味わい、ふくらみや翳りを含めた個性豊かな人物(5%)。B型は成功者であり頭はいいが、価値観や人生観はまやかし(45%)。C型は俗物、純粋出世主義(40%)。D型は分類不能型、怪物(10%)という事らしい。一般社会の人間と大差はないと思うが、裁判官としては如何なものかと思う。無理なことかもしれないが裁判官という職業は多くがA型であるべきだ。B型やC型が主流を占めるようでは裁判所、特に最高裁は裁判所全体を統括しているだけに、品田のような資質を問われる裁判官の増殖を抑えることが出来なくなる〗

〖長谷川弁護士は、鈴木の代理人として依頼者の利益を守るための弁護に努め成功したかに見えるが、やっている事は愚かである。偽証、法廷侮辱、裏取引など、もし長谷川弁護士がバッジを外さずに現役であったなら、懲戒請求を申し立てられて当然の言動であった。本人もそれを十分に自覚していたからこそ弁護士を辞めたに違いない。しかし、これで安心出来ると思ったら大間違いであるし、鈴木と同様にどこまでも追われるだけだ〗

〖品田裁判長は被告側の主張を丸呑みで支持して「和解書」作成時に於ける強迫や心裡留保を理由にその有効性を認めなかったが、和解協議後、鈴木からA氏宛に送られてきた手紙の内容では、鈴木のA氏に対する気持ちが綴られている。強迫を受けた相手に対して、まして手紙に「大変お世話になった」「A氏の様に一目も二目も置くような男にはほとんど会った事がない」と書いてくる訳が無い。こういった辻褄の合わない所を長谷川が懸命になって嘘の上塗りで誤魔化そうとしている事を読み取れない品田は裁判長として失格だ〗

〖裁判官には知的能力だけなら相当高い人が一定程度の割合でいると思うが、最高裁判事になった人々の能力が決定的に高いとは言えないらしい。キャリアシステムの中で最高裁判事になる人はごくわずかな例外を除き、多かれ少なかれ、他人を踏みつけ、なりふり構わず上を目指してのし上がって来た人々であり、裁判官本来のあるべき姿からは遥かに遠い行いをしてきた人が多いという。最高裁判事になってからは、それなりに「良い判決」や「体裁の良い意見」を書くかもしれないが、その人よりもっとふさわしい人々が多くいて、その人達が最高裁判事になっていたらもっと「良い判決」が下されていた可能性が高いと聞くと、裁判所組織に大いに不信感を持つ〗

〖長谷川と鈴木によって創作された「質問と回答書」の最大の意図は、A氏と反社会的勢力との関係を強調し暴力団をバックに金融業を営む人間であるかの様な印象を裁判官に与える事であった。今は反社会的勢力と呼ばれるほど絶対悪の象徴的存在になっているからである。それだけに長谷川は鈴木との嘘のやり取りを緻密に考え抜いたことが窺える。長谷川にとってこのありもしない誹謗中傷が裁判での一番の最重要点だったと思う〗

〖鈴木は志村化工株の相場操縦事件で西が逮捕される直前に「西会長が仮に実刑となっても出所後は会長の言う事は何でも聞くので、私(鈴木)の事は一切秘密にして下さい」と西に土下座をして懇願したらしい。そして西は鈴木との約束を守り、鈴木を必死に庇い名前を出す事はしなかった。鈴木は自分の立場と身の安全ばかりを考える卑怯極まりない人間だ。西が出所してからはそれまで「西会長」と呼んでいたのを「西さん」に変えて、自分の安全を確保した事が分かると、西への態度や待遇までも極端に変えて行ったという。鈴木の口から出る言葉は全て心にもないその場限りのもので、保身の為ならどんな言葉も態度も取れる男なのだ。「男気を見ていてください」とA氏に言った事が恥ずかしいとは思わないのか〗

〖最高裁判所の中に「最高裁判所事務総局」という部署がある。ここは、法律専門家エリートたちに限られた「官僚集団」であって、この中で作られたキャリアシステムに裁判所腐敗の大きな原因があると言われている。裁判官達はこの「檻」のように閉ざされている世界を「精神的な収容所群島」と呼んでいるという。そんな部署が実際にあるということを我々には想像もできないが、裁判官を希望する人が減っていて、「裁判官不足が誤審の原因」という事を聞くと、解った様な気がする。内部にいる人の誰が声を挙げようとしないのは何故なのか。我々の耳には届かないが、裁判所内では公然の秘密だと言われている。恐ろしい事が裁判所の中で起こっている。こういう時の為の三権分立ではないのか。立法府、行政府は何をしているのか。国民を裏切っていることが分からないのか〗

〖今回の裁判で、和解協議に於いて締結された「和解書」を品田裁判長が認めない根拠としているのが、長谷川や鈴木が主張する脅迫を受けたというありもしない主張と心裡留保という余りにも漠然としたものだった。原告側の証拠には和解協議を録音したテープが存在しており、これを検証すれば被告側の虚偽は明白であるのに、何故か品田は被告側の主張を一方的に採用する判決を下す。ここまで来ると品田と被告側の癒着関係を疑わざるを得ない〗

〖A氏は、面倒をよく見ていた西からの紹介とはいえ、短期間で鈴木に約28億円もの巨額な資金を融通している。そのお陰で鈴木は自己破産を免れ、命さえも救ってもらったと言っても過言ではない。世界を見れば資産家と言われる人達は大勢いるが、A氏と鈴木の様な関係で貸金額や条件を考えても普通では有り得ない事である。だからこそ「有り得ない」という印象を裁判官が抱いたとしたのなら、それこそ世間知らずであり、その時の経緯と状況を何も検証しようとしない狭い視野で判断し、過去の判例を基に判決を下したのなら、大誤判そのものである。そして鈴木は、決して裏切ってはならない人物に裏切りと騙しを繰り返し行ったという自覚と覚悟を持つべきだ〗(以下次号)

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