読者投稿 鈴木義彦編(170)

〖西がA氏からの買い支え資金207億円の内訳はどうなっていたのか。鈴木が和解協議の数日後、A氏に確認した鈴木の分の買い支え資金額は約58億円だった。それは宝林株の相場に関わる費用だけではなかったはずだ。今となっては、あまり重要な事ではないのかもしれないが、西が鈴木に言われてA氏から支援を受けた資金はもっとあったはずで、西自身が株売買をして損を出したものもあったというから、鈴木は宝林株の利益約160億円を隠匿しているのにも拘らず、その資金を使わずに西経由でA氏から買い支え資金を出させていた。いずれにしてもこの2人は何らかの理由をつけてA氏から資金を引っ張り出していた。A氏は株の資金だと思って出していたが、実は2人が流用していた可能性が大だ。現に鈴木は隠匿していた利益を流用して親和銀行への和解金約17億円と山内興産への和解金約4億円を支払った事実が判明している。とにかくこの2人がやったことは通常では考えられない程の、やりたい放題であった〗

〖鈴木のA氏に対する数々の罪はとっくに裁かれていなければならなかったが、A氏の気持ちひとつで事件にされずに来た。今でも自由の身を保っていられるのは誰のお陰かを、いい加減に自覚したらどうか。破産の道、更には命までも救ってもらい、そして現在まで謝罪のチャンスを与え続けてきたが、ここまで来ると流石にA氏も鈴木を庇う事はない。当然あらゆる機関からの捜査に協力することになろうし、巨額な資金を鈴木は隠匿し、想像を絶する裏切りをした鈴木を許すことなどできないし、また鈴木自身や家族が隠匿資金を自由に使うのは誰だって許せない。それならば隠匿資金は世の為人の為に全額使ってもらった方が良いと考えるのは当然だろう〗

〖鈴木、今、金があるからと言って横柄に構えていたら、いつ、誰に裏切られるか分からないぞ。自分はA氏を裏切り続けているから、その心理は解るはずだ。人間、自分が経験してきた悪事に対しての心の対応は出来ていると思うが、逆に他人を援助したり、他人に情を掛けたことがない為に何をしていいのか分からない。それではいつまでも「お山の大将」で終わるし、他人から信頼を得ることは出来ない。お前の人生は悪事を働いた人間がはまる最大のスパイラルに陥っている〗

〖裁判官は株取引の重要性を深く検証していない。漠然とした数字ではなく、紀井氏が覚悟を決めて証言した「確認書」には鈴木の指示で行われた株取引である事を明記し、内容も12銘柄、利益金額470億5,000万円と詳細がはっきり書かれている。紀井氏に何処を検証されても嘘ではないという自信がなければ、偽証罪に問われるかもしれないような危険な行動は取らない筈だ。47億円でもない、470億円という巨額過ぎる金額の明記に裁判官が着目しない事があって良いのだろうか。裁判官の意図的な行為か見逃しか、いずれにしても大失態であり重大なポイントをいくつも見過ごしているのは不可解過ぎる〗(関係者より)

〖鈴木は、まさか紀井氏が株取引の内幕を暴露するとは思っていなかったのだろう。それを自業自得だと考えなかった鈴木は、自分はどんな人間かを分かっていなかった。紀井氏は鈴木を裏切ったのではなく事実を語っただけだ。紀井氏は西から香港の事件だけではなく、何人もの関係者が行方不明になったり殺人事件に巻き込まれたりして自分の身の危険も感じたのだと思う。鈴木から「利益折半」を条件に誘われ、株取引を手伝うようになって鈴木の購入した株を高値で売り抜ける担当であった。その株の購入価格や売却価格とその株から得た利益額を知っていて当然で、その利益額が自分の報酬額の10倍以上であったことも把握できる立場にいたのだ。鈴木は自分がA氏を裏切っている事を棚に上げて紀井氏を裏切り者と呼んだのだ。裁判官も、これらの事を知り得る立場にいながら紀井氏の立場と証言を無視して間違った判断をしてしまった〗

〖鈴木は何を血迷ったのか、手紙でA氏と紀井氏、西が結託して鈴木を貶めているような書き方をしているが、事実を極端に歪ませ無理に話をすり変え被害者であるかのように印象付けようとしている。詐欺師というのはこの様な考えが浮かんでくるものなのかと呆れ果てた。しかも、呆れ果てるだけでなくこんな主張の繰り返しが裁判官の心証を変えてしまうのかと愕然とする。また鈴木が被害者面をしていることで、鈴木から被害を受けた人達は全員が腹が煮えくり返る思いだろう。何と言っても裏切りと騙しを繰り返しているのは鈴木自身であり、その裏の顔は大勢の関係者によって明らかになっている。必ず実現するであろう再審では未提出の関係者の陳述書も出される筈だ。今度こそしっかりと細部に渡る検証がされなければならない〗

〖この記事を見ていて、裁判費用と弁護士費用はいったいいくらぐらい必要なのかと思い、調べてみた。特に裁判費用は先ずは訴える側が負担し、最終的に敗訴した側が負担することになっている。例えば①1億円から50億円の訴訟の目的額は500万毎に印紙代1万円となる。②今回の場合、株取扱分を除く貸金返還請求訴訟(合計約28.5億円)の費用は、28.5億円÷500万円×1万円=572万円となる。③裁判によっては鑑定費用等が掛かる場合があり、それと別に郵便代や旅費、コピー代といった負担がある。これらを総じて裁判費用と言うらしい。ちなみに50億円を超える場合は1,000万円ごとに1万円となる。この様に、この裁判の裁判費用は572万円+αが必要となる。但しこの裁判の目的額は途中で株取引分を請求額に加える訴因変更があって95億円になっているので約1500万円になっている。また、控訴した場合は一審の1.5倍の手数料がかかる。当該裁判の裁判費用の総額は約3400万円となる(1500万円+1900万円=3400万円)。訴訟目的金額が多額の為、莫大な費用が掛かる。二審はまともな審議をせず短期間で終結したので裁判所としては効率のいい収入だっただろう。裁判手数料は何処に行くのか? 普通に考えると国庫に納付されると思うが、この収支は公にされることがないというより、公表されたのを見たことがない。この中に、裁判官の旅費や調査費が含まれているなら許せない。この裁判はまともな調査をしていないし、旅費などは一切かかっていないと思う。この件については、私の知識不足のため間違った解釈をしているならば、逆に教えてほしい〗

〖弁護士費用を調べてみたが、裁判手数料よりも高額になり、計算していると嫌になってくる。弁護士というのは儲かるものだなと感心したし、貧乏人では裁判は起こせないと思った。どんな手段を使ってでも勝訴したい気持ちがよく解る。例えば今回の裁判の場合は、裁判費用を見たのと同様に訴訟金額が28.5億円だとすると(旧)日本弁護士連合会報酬基準の着手金と報酬額は、①着手金が(経済的利益金額)×0.02+369万円となる。②報酬額が(経済的利益金額)×0.04+738万円となる。経済的利益金額の算出方法は解らないが、この裁判の金額からすると莫大な金額になる。訴訟金額がこれだけ多額の裁判は数少ないとは思うが、いずれにしても裁判は勝訴か敗訴、あるいは和解の3つの選択肢しかないだけに弁護士は取りはぐれがないような気がする。今回の様に控訴した場合は別途の費用が発生すると思われるのでかなりの収入になる。ちなみに今は、旧日弁連の基準ではなく依頼人と弁護士の協議で着手金や報酬が決められるようだ。但し、人気商売であるだけに弁護依頼がないと成り立たない職業ではある。平林弁護士などはこれだけネットニュースで悪評が拡散すると、長谷川弁護士の様に懲戒処分を受ける前に事実上の廃業に追い込まれる可能性はあるが、真実を明かさない限り当然のことだ〗

〖鈴木の代理人を務めた長谷川弁護士は、鈴木からこの事件の話を聞いた時点では、まともに戦ったのでは絶対に負けると確信したに違いない。それを和解ではなく「勝訴」まで持って行ったのだから、戦略戦術を練りに練っていたと思われる。その視点は裁判所の組織にも向けられ鈴木の巨額の資金を盾に働きかけをしたと想像が付く。しかし、いくら依頼人の利益を勝ち取るためとはいえ、ここまで法廷偽証という違法が問われるほど卑劣なやり方は許されない。長谷川は鈴木の裁判終結後に弁護士を辞めているが、おそらくこの事件を受任し、報酬の話が纏まった時点で辞める覚悟で臨んだのかもしれない。自分の弁護士人生を全て賭けて勝ち取った裁判だったかもしれないが、悪質な戦術は後味が悪いだけでなく犯罪の露見に恐怖している筈だ。しかも、これからも生きている間はずっと苦しめられる人生は自分だけではなく息子の家族や身内にも大きく影響することをどこまで覚悟出来ているのだろうか〗(以下次号)

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