読者投稿 鈴木義彦編(103)

〖鈴木はA氏に書いた手紙の中に「大変お世話になった」「今までにこんな人に会ったことが無い」と書いている。この気持ちが鈴木の本心であるかは大いに疑問だが、一旦口にした言葉は自分が相手にした約束ということを忘れていなければ、鈴木が今何をするべきか、十分に分かっているはずだ。鈴木は、親和銀行事件で逮捕される直前にA氏に「このご恩は一生忘れません」と涙を流しながら言った言葉をもう一度噛み締めろ〗

〖鈴木のようなこんな卑劣な悪党達を野放しにしておいたら被害者が増えるだけだ。品田裁判長をはじめ他の裁判官達の罪は大きい。それに、A氏の代理人の中本弁護士は鈴木側に何か圧力をかけられていたのではないか、という疑念を持つほど裁判には身が入っていなかったように見える。法廷で長谷川弁護士に恫喝されて委縮したり、陳述も何を言っているのか聞こえないほどか細い声で1、2分で終わらせるなんて、何の説得力もないではないか。中本弁護士の言動はあまりに不可解すぎる〗

〖今回の鈴木の裁判が終了し程なくして長谷川幸雄が弁護士を辞めたらしい。裁判では「乙58号証」と「乙59号証」と称した虚偽の陳述を使って裁判を有利に持っていこうとした罪は大きい。弁護士を辞めたからといって逃れる事は出来ない。生きている限り追求される。また死後もこれだけ大きな裁判で、これだけ多くの虚偽を構築したことは、鈴木も長谷川も百も承知でやったことだから、未来永劫にわたって残るはずだ。長谷川だけでなく平林も、そして裁判官たちも自分の胸に付けているバッジの意味をよく考えてみろ〗

〖鈴木は和解書を白紙撤回して、手紙を書いた後に平林弁護士と青田を代理人に指名して消息を絶った。これは青田のアドバイスだろう。合意書を認めて和解書を書いたことで鈴木には間違いなく動揺はあったと思う。株取引を継続している間中ずっとA氏と西を騙し続けて、鈴木にすれば折角国外に密かに溜め込んだ利益金を吐き出さなければいけないのかという不安と恐怖がつきまとい、A氏と会うことでボロが出ることを恐れたからこそ身を隠すしかなかったのではないか。そう考えると、鈴木は大悪党のくせに大きな決断のできない飛び切りの小心者だ〗

〖志村化工株価操縦事件で東京地検特捜部に逮捕された西は厳しい取り調べに耐え鈴木の関与を一切否認し守った。逮捕直前に鈴木は英文の合意書を作成して西に株取引の利益の1/3を支払う約束し、西に土下座までして自分の名前を出さないよう懇願した。西は鈴木が必ず約束を守ると誤信してしまったが、鈴木が判決後に西に取った態度は西の切り捨てだった。それを察した西もこの仕打ちには驚愕したことだろう。しかし鈴木には抵抗できなかったようで、平成18年10月16日の和解協議で宝林株の取得資金3億円をA氏が出したことと、合意書の破棄を西に指示したことを鈴木に認めさせるのが精いっぱいだったようだ。鈴木は欲深い非情な男だ〗

〖鈴木はタックスヘイブン数か所にペーパーカンパニーを所有し、プライベートバンク数行に口座を持っているが、鈴木一人では管理が行き届かないところで事件にならないかと期待している〗

〖西は遺書でA氏に対する謝罪や今までの思いをつづっているが、西の裏切りが無ければこんな有様にはならなかったはずだ。鈴木が西との間で交わした利益の分配を約束した密約を反故にされたことで、身を置く場がどこにもなかったのか。しかし、それだけA氏に対して罪の意識があったならば、生き恥をさらしてでも鈴木と対峙し解決を図るべきだった。A氏から出してもらっていた株価を維持するための買い支え資金を流用して散財していたというが、それも真実をA氏に明かして株取引の経緯や実態について本当の話をすれば、鈴木はいつまでも悪あがきはできなかった。西はA氏に宛てた遺書に「(一命を絶つことが)自分に逃げている」と書いている〗

〖西も鈴木と出会い、二人で共謀してA氏から金を騙し取ろうとしたのか、それとも株取引で復活を目指しA氏に対しての巨額の返済金を何とかしようという気持ちがあったのか。後者だと思いたいが、西も鈴木がこれほどまで強欲で利己の塊だとは思っていなかったことや、いつの間にか鈴木の言いなりになってしまっていた自分がいることに気づいたと、鈴木に送った遺書にも書かれているようだ。しかし、いつでもA氏に真相を語る機会がありながら実行しなかったことを考えると、西の罪は重い。A氏に鈴木を紹介しなければ、と悔い改めるより鈴木に対抗することを優先するべきだった〗  (以下次号)

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