〖鈴木はA氏と出会う前から犯罪を繰り返していた。代表的なのが親和銀行不正融資事件だ。この事件で逮捕された鈴木は有罪判決を受けて、懲役刑に処せられるはずだったが、皮肉にもA氏との出会いで社会的制裁を免れた。株取引で得た利益の一部を流用して約17億円という和解金を払って執行猶予を勝ち取り刑務所行きを回避出来たのである。鈴木はA氏のおかげで何度となく助けられているのを分かっているはずだ。しかし極悪の鈴木にはA氏に対する感謝もなければ謝罪もないが、これで済むはずがない〗
〖西は、鈴木から株の大量購入の指示を受けた銘柄について詳細な記録をレポートに残していた。それは正しく合意書に基づく株取引を裏付ける証拠となるはずだ。また証人として出廷した、鈴木の株取引の売りを担っていた紀井氏が証拠として提出した「確認書」によって、その立証性を揺るぎないものにしていたはずだ。しかし品田裁判長は「紀井は電話番に過ぎない」という鈴木側の主張を支持してその証拠類を採用せず、合意書の有効性を認めなかった。紀井氏が何故電話番に過ぎないのか。その理由を品田は何一つ説明せず、ただ結論だけしか述べていない。凝んな理不尽な裁定など有り得ない〗
〖品田裁判長は、鈴木の詐欺そのものの言動を何故見抜けなかったのか。超高級時計とピンクダイヤ、絵画の販売委託について、品田は間違った判断の結論を出した。超高級時計は上代価格と販売委託金のギャップが大きすぎて経済的整合性が無いというが、鈴木が持参した念書には「預かり」という文言が明記されているのに、それを無視して、販売委託の7カ月も前の額面3億円の借用書を持ち出し「ピンクダイヤと絵画はA氏から買ったもので、それで借用書を書いた」などと矛盾だらけの主張を繰り返したが、信用できる訳がない。品田裁判長は判決では鈴木の主張に一切触れないまま経済的整合性が無いという理由を持ち出してA氏の主張を退けた。非常に姑息なやり方で、こんな有り得ない結論を出さなければいけない理由が品田裁判長にはあったのか〗
〖鈴木の巨額な隠匿資金が追及され、詐欺横領や隠匿の事実が早く裏付けられないものか。利益を違法に海外へ流出させ隠匿しているのは明らかで、一旦凍結されると最低30年間は解除されることはなく、その後に国庫に没収となる。現在では1000億円を優に超えるとみられる巨額な資金を国税や金融庁ほか捜査機関が動いた途端に、鈴木は相当な罪に問われ実刑は免れない。鈴木はその瞬間をただ黙って待つつもりか。そうなる前に謝罪するべき相手に謝罪し返すべきものを返すのは当然で、何から何まで全てA氏の世話になっておいて、西と鈴木のやってきたことは騙しと裏切りでしかなかった。こんな奴らは世界中を探しても他にはいない。特に鈴木は株取引の利益を独り占めにした極悪で、その恩恵にあずかっている家族や身内も同様だ〗
〖鈴木は、「合意書は関係ない」と主張するのであれば何故、A氏に合意書を見せられた事に動揺して和解協議に応じたのか。香港の事件も濡れ衣だと言うならば犯人に仕立てられることも無かった筈だ。いずれも自分に後ろめたさがある為に和解協議に応じておいて、後日になって「監禁されそうになり脅迫されたため、その場を凌ぐために和解書にサインした」と主張し、「合意書が無効にも拘らず和解協議を強要されたのは公序良俗違反だ」とも主張した。この裁判での鈴木の主張には後出しジャンケンの様な、極めて卑怯ないい訳が罷り通っている。しかもA氏の代理人の中本弁護士は「公序良俗違反は被告である。監禁、脅迫の証拠は何処にもない。被告の捏造と虚言だ」という反論を何故、即刻しなかったのか。裁判にもタイミングがあり、間抜けなタイミングで反論しても真実は伝わらない。相手の嘘を叩き潰す為には即刻の異議申立が効果を上げるものだ。中本弁護士には機敏な対応力が欠落していたという意見が圧倒的だ〗(多くの関係者より)
〖西は平成11年7月30日に宝林株取引の利益金として15億円をA氏に届けた。15億円を3等分して5億ずつの利益配当だ。そして、西は「鈴木も了承している」として自分達が配当分として受領した5億円ずつをそれぞれの債務の返済金の一部とした。A氏は自分の配当金を5億円と二人の返済金10億円、合計15億円を受け取り、2人への心遣いとして5000万円ずつ1億円を渡した。翌日、西と鈴木はA氏の会社を訪問して前日の金銭の受け渡しの確認をし、5000万円の心遣いに対して礼を言っている。しかし、裁判で鈴木は、7月31日はA氏の会社に行っていないと言い、西に15億円持たせたのは9月30日でそれは全額自分の債務の返済金だと言い、債務を全額返済したと主張したのだ。鈴木が負う債務は約28.5億円で数字が合っていない。また現金の受け渡しは7月30日で、9月30日はA氏は鈴木を代理した西にエフアールの手形と確認書と渡しただけで金銭の授受はなかった。裁判官はこの矛盾を指摘せず、平然と被告側の主張を支持した。これは金銭の受け渡しの有無より、被告の虚言癖を見抜けなかった裁判官にとって、大きなミスでは済まされない問題で、この誤判のために何人もの人が大変の状況にある〗
〖鈴木も、今までの事が人生の「下書き」であって、これから「清書」するのであればいくらでも修正できるはずだ。鈴木は、一生に一度も親切な行為をせず、他人に喜びを与えず、他人を助けもしないで騙しや裏切りの連続で過ごしてきた。残りの人生をどのように過ごせるのか考えた事があるのか。汚れた金を持っていても楽しい人生はやってこない。今、鈴木がやるべきはオフショア地域に隠匿している資金を潔く分配してしまう事だ。簡単にできる事でないのかもしれないが、最後にそれぐらいの事をしなくてはならない責任が永久に残るのは当然だ〗
〖鈴木は、和解書を締結した後にそれを白紙撤回し、青田と平林弁護士を代理人にするとA氏に手紙で通知してきた。手紙を書く事は、自分の心と対話する事だと言われている。頭の中で考えている事を文章に表し、これを読んで内容は分かりやすいか、相手はどう思うかをシミュレーションするものだろう。鈴木の手紙にはまず心がない。自分勝手な言い訳を並べているだけだ。A氏がどのように思うかを考えていない。伝わってくるのは「約束した金銭の支払いについて再検討してください」という事だけで、後は表面だけを取り繕った言葉だけだ。A氏が要請した「代理人は何人同行しても良いが、鈴木本人が同席しないと話し合いにならない」ということにも応えず、誠意というものが全く感じられない。所詮、独善的で不道徳な考えしかできない鈴木のような奴が本心を手紙に書く訳がない〗(以下次号)