読者投稿 鈴木義彦編④(066)

〖上級国民と言われる狡賢い連中と、既得権に群がる強欲な政治家が牛耳るこの国の形態は何時まで続くのだろうか。中央省庁は一部のエリート官僚が支配し、大物政治家に忖度を続けている。永田町と霞が関は、国民を欺く魑魅魍魎が棲む場所だ。そして権力を監視すべき裁判所組織までも腐敗しているこの現状は許しがたいと思う。全ての歳費が税金で賄われているにも拘らず、国民の事は二の次三の次になっている。この国ではデモもテロも起こることは稀なので、政治家や役人は好き放題しているようだ。この裁判でオフショア地域に関わる鈴木の脱税疑惑について蓋をするような判決が出た背景に悪徳政治家が絡んでいたのかも知れない。そうであれば、この裁判の謎が解けるかもしれない。裏には大きな贈収賄事件が絡んでいると見るのは飛躍し過ぎか〗

〖1000億円以上という金額は、改めて考えると途方もない金額だと思う。そんな金額が実際に海外の銀行に偽名で預金されている事が信じられないが、間違いのない事実なのだ。鈴木が隠匿していると言われているカネが全て現金だとは思わないが、オフショア地域の銀行の金利を10%だとすると10年で倍になる事になる。少々の投資で失敗しても減らない金額だ。年間100億円の利息が付くならば、ハイリスクな投資をする必要はない。いかにマネーロンダリングをして表向きに使える資金にするかに専念する。海外のマネーロンダリング犯罪組織に高額な手数料を払ってもビクともしないだろう。しかし、1000億円を洗浄するにはどれだけの時間がかかるだろうか。鈴木は自分の寿命と競争になるだろうが、実際にはその前に没収の憂き目にあう可能性の方が高いと思われる〗

〖A氏と鈴木の裁判を見ていると、痒いところに手が届いていなくてイライラする。A氏側の代理人弁護士の手腕にも原因があるが、鈴木の弁護士と裁判官との利害が一致して論点が歪曲され、公正な審議がされていない。裁判官は原則3人制で多数決の合議制だと言われているが、この裁判は裁判長が2回も変わっていて、結果的に品田幸男裁判長を始めとする裁判官たちがヒラメ裁判官だという事になる。合議制は建前だけの制度と言わざるを得ない〗

〖鈴木の犯罪疑惑が大きな反響を呼んでいる。他に類を見ない規模だ。何と言っても鈴木の悪質性の高さには驚愕させられる。絶対にこんな人間を野放しにしてはいけない。何故、裁判で鈴木を裁けなかったのか。誰もが感じている大きな疑問だろう。裁判を担当した品田幸男裁判長には、世界中から批判や非難の目が注がれているのは当然だ〗

〖裁判官も人間である限り、裁判での判断のミスは必ず起こる。しかし、そのミスが一つや二つではないから、裁判中に修正することが出来ないというのは理解できない。その日の法廷が終了し、3人の裁判官が話し合いにより、自身の判断にミスがあった事に気が付き、次の法廷で修正すれば間違いが減少したはずだ。万が一、故意に間違った判定をしていたならば、裁判官の不正行為である。その判決を取り消し、故意に誤った判決を下した裁判官には重罰を与えるべきだ〗

〖品田幸男裁判長は、この「質問と回答書」(乙59号証)という陳述書に対して何の発言もしていなかったようだが、A氏への心証に大きな影響を与えた事は裁判結果をみても明らかだと思う。この陳述書の前に平林英昭弁護士が作成した乙58号証の陳述書がある。この内容も酷いもので、和解協議の無効を主張するものであったが、鈴木の被害妄想を羅列しただけで見苦しい表現ばかりだった。しかし、品田幸男裁判長は和解協議に脅迫行為があり、鈴木の精神状態が正常でなかったことを認め「心裡留保」を適用して和解協議を無効と認定してしまった。鈴木の人間的な質の悪さと自分勝手な言動を無視した品田裁判長のひどい誤審であった〗

〖鈴木は、紀井氏を「利益折半」という条件でスカウトしたらしいが、口から出まかせにも程がある。紀井氏は鈴木の目論見を知らずに引き受けたが、紀井氏のようなベテランが鈴木の言葉を疑わなかった事に証券業界の恐ろしさを感じた。結局、鈴木は約束を守らなかったから、紀井氏の報酬は鈴木の100分の1にも満たなかったようだが、それでも仕事を続けていたという事は、それなりの報酬だったと想像すると、この頃の鈴木が独り占めしていた利益はいったいどれほどのものだったのか。想像するだけでも恐ろしくなる〗

〖山口県阿武町の誤送金問題は、役所からご送金を受けた人間がネットカジノに投資したことで事件化したが、そうであれば、A氏と鈴木の事件の事件は表沙汰になっているのに何故隠蔽されてしまったのか。警察や国税が捜査(調査)を開始すればどこからでも全容を解明する端緒は見つかるはずだ。株取引で得られた多額の利益が違法に海外流出した経緯に関わり、隠匿資金を預かるプライベートバンクを追及すればいいことではないのかと思う。世間の眼が赦さない中で、このまま鈴木を野放しにしておくわけには行かないだろう〗(以下次号)

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