〖鈴木の裁判は一民事訴訟に留まらず、法曹界に大きな警鐘を鳴らしている。裁判官の杜撰な裁決による不当裁判をこのまま放って置く訳にはいかないだろう。不当裁判に対する再審制度があるが、その壁は高いという事らしい。判決の誤りを認めたくないという裁判所の本音が丸見えだ。「法の番人」が間違った判決を下しても、誤りを認めたくない、認めないとは危険なことではないか〗
〖西は志村化工事件で東京地検に逮捕された際に、鈴木についての質問に対して一切口を割らなかった。検事の取り調べは過酷で、鈴木の関与に関する重要な証拠を準備していたと考えられるが、最終的に西が沈黙を守ったため、鈴木は逮捕されなかった。西としても利益金の保全が目的であったからだろう〗
〖鈴木は、悪事を計画する時に、常に何処かに逃げ道を用意している。約束事を書いた契約書等についても自分の欲を満たす為にすぐに署名押印するが、約束を果たす時期になると全てを否定する。子供だましの様な嘘を言い、必ず他人のせいにする。こんなことが人間社会で通用するとは思っていなかったが、驚くことに裁判で裁判官がこれらの嘘を認めるという不条理な事が起っている。裁判官は訴状や準備書面をいい加減にしか読んでいないのではないか。特に民事裁判はいい加減で誤審誤判だらけではないのだろうか。その証明として誤字脱字が余りにも多すぎる点が挙げられる。それに、鈴木の唯一の物的証拠として提出された確認書も鈴木の主張が虚偽であることも証明されている。裁判官の姿勢として有り得ないと思う〗
〖裁判が進行していく中で、当事者が陳述した主張が嘘だという事が判明した場合、裁判官は一度認めた主張を修正することは出来ないのだろうか、この裁判ではそのような場面が沢山あるが、品田裁判長は認定した事項の修正を一度もしなかった。裁判長も人間なのだから、判断を間違える事もあるだろう。間違っていたと判断したら、すぐにそれを修正する勇気が大事だと思う。しかし、この裁判の被告は全てが嘘で固めていた為、被告の主張の一つを否認して修正することによって今までの裁判が成り立たなくなる。それを回避するために品田裁判長は辻褄合わせを続け、強引な手口で裁判の軌道を死守した。これでは公正な判決が下せるはずもなく、ツギハギだらけの判決文となった。控訴審では手の施しようもなく丸呑みして原審を支持するしかなかったのではないだろうか。これが品田裁判長の誤審誤判の真相だと思う。正義も何もあったものではない〗
〖西も鈴木と出会う前からA氏には会社の資金繰り等、鈴木以上に世話になっていた。鈴木と出会った当初は馬が合ったみたいだが、腹の中の思惑は同じ似た者同士で、類は友を呼んだのかもしれない。A氏にとって西を信用していた事が被害を増幅させた要因になろうとは、何ともやり切れない気持ちだろう〗
〖窃盗犯は必ず「もうしませんから許してください」と必ず逃げ口上を言う。この時に厳しく罰することで再犯を防げるが、最初が肝心で中途半端に情を掛けて放免してやると必ず再犯で捕まる事になるらしい。やはり、罪を犯した人間を甘やかしてはいけないという事だと思う。鈴木も今まで散々に罪を重ねてきたが、他人のせいにして罪を逃れてきたため、懲りていないのだ。他人を踏み台にして悪事を重ね、故人となった人まで利用してのうのうと生き延びている。これは、鈴木の悪性を見抜けなかった品田裁判長の洞察力の未熟さだ。鈴木は予想通りのクズだったのだ。今回の判決は何処から見ても不自然なものだった。まるで被告側と裁判長が共謀して被害者のA氏を陥れたのではないかと思えるほどの酷い裁定だった〗
〖このサイトを読み始めて、元エリート裁判官が書いた本を知った。そして、数冊の裁判所に関する本を読み、サイトで検索した。その結果、裁判所の中で不正義が行われ、旧態依然たる組織の制度疲労が起きている事も知ることになった。最初はフィクションかと思ったが、元裁判官や法律の専門家の著書が多く、経験談も含めてリアルに書かれていた。これらの本には、警察、検察に関する不正も書かれていた。一部の出来事だと思いたいが、そうでもない様に書かれている。鈴木の裁判を見ても納得のできない裁定が多く、法治国家と標榜している事に多いに疑問を持つようになった。これは国全体の問題とするべきだ〗
〖鈴木の裁判で、日本の裁判所は深刻な問題がある事が如実になった。三審制という中身の無い制度や堕落した裁判所組織、怠慢で杜撰な裁判官等、不審や疑惑を抱かせる全く信用に値しない事ばかりではないか。これでは国内や世界からの信用失墜は免れないだろう。三権の一角である裁判所の大改革は必至だ〗(以下次号)